会社員という働き方からフリーランスに転向する人が増える今、様々なクラウドソーシングが興隆しています。これによりフリーランスになることのハードルが下がるだけでなく、複業や副業を始める方も増加しています。
そこで今回は、クラウドソーシングの大手であるクラウドワークスについて解説します。これからフリーランスになりたい方や、どのように仕事を取ればよいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。
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クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、インターネット上で個人や企業が不特定多数に対して仕事を発注するビジネスです。もともとアメリカで始まった形態ですが、副業やフリーランスといった新しい働き方の盛り上がりとともに、今では日本でもクラウドソーシングの利用が一般化しています。
クラウドソーシングを利用することで、発注者は自社でプロのスキルを持った人材を抱えることなく、クオリティの高いパフォーマンスを得られます。人材育成が不要で教育費がかからないだけでなく、特定のプロジェクトのみで必要な人を長期的に雇用し続けなければならないといったこともありません。また、様々な周辺業務をアウトソーシングすることで、社員はコア業務に集中できるようになります。
受注者は、自分の好きな場所、好きな時間に仕事をするという自由な働き方ができます。最近ではフリーランスになる方が増えていますが、クラウドソーシングを利用して業務委託案件を請けることで、仕事を獲得することが可能です。会社員を続けながら、副業としても活用できます。また、「上司から嫌な仕事を押し付けられる」といったことがなく、自分でやりたい仕事を選べるというメリットもあります。
クラウドワークスとは

クラウドワークスとは、2011年11月に設立された株式会社クラウドワークスが提供するサービスです。クラウドソーシングサービスの中でも、国内シェア・取引額とワーカー数はナンバーワンを誇り、全国78万社で利用されています。ユーザーが多いため、様々な案件にチャレンジする機会があります。
クラウドワークスにおける3つの形式
クラウドワークスの案件は、3つの形式にわかれています。1つ目が、プロジェクト形式です。発注者がワーカーのプロフィールやPRメッセージ、過去の発注者からの評価などを見て、誰に依頼するかを決め、金額や納期など条件をすり合わせたら契約を結びます。支払いに関しては、時間単価性と固定報酬制から選択可能です。
案件を選んだら「応募画面へ」へ進み、契約金額の提示や支払い方法などを選びます。メッセージを入力できるので、ここで自分のスキルなどをPRしましょう。「応募する」を押して、あとは発注者からの連絡を待ちます。自分が選ばれたら内容を確認して仕事をし、クライアントが承認後に報酬がもらえます。
2つ目が、タスク形式です。これは仕事内容や報酬、納期などが公開されており、不特定多数のワーカーに依頼しています。アンケートや簡易的な作業がメインで、契約をしたり仕事詳細をすり合わせたりといったことは不要です。作業フォーム内で仕事が完結するので、気になったものがあればすぐに着手して、簡単に作業できます。
まず、「仕事を探す」から自分のやりたい案件を見つけ、「作業を開始する」を押します。するとアンケート内容や作業項目が表示されるので、指示に従って回答してください。作業時間は1時間以内となっていますが、たいていは5~10分程度で完了します。最後に「作業を完了する」を押し、クライアントが承認すると報酬がもらえるという流れです。
3つ目が、コンペ形式です。これは公開状態の案件に対して、不特定多数のワーカーが作品を提示します。発注者はその中から気に入ったものを選び、制作。ロゴやキャッチフレーズなどの案件でよく利用されている形式です。
まずは案件を探し、自分が請けたい仕事の内容を確認します。発注者の指定した規定にそって作品をつくり、応募。選定期間を経て自分の作品が選ばれたら、修正依頼があるか確認し、データを納品したら完了です。
クラウドワークスの手数料
クラウドワークスでは、案件が成立するとシステム手数料が発生します。プロジェクト形式とコンペ形式では、「20万円超の部分:報酬額の5%」「10万円超20万円以下の部分:報酬額の10%」「10万円以下の部分:報酬額の20%」です。高報酬のものほど手数料として惹かれる金額は低くなります。タスク形式は、一律報酬額の20%です。
実際にいくら受け取れるかを知るには、「ワーカー受け取り金額(税抜)=(契約金額+消費税)-(システム利用料+消費税)- 契約金額の消費税」という計算式を使ってください。
また、かかる費用はシステム手数料だけではありません。報酬を自分の銀行口座に振り込む際、振込手数料がかかります。楽天銀行の場合は100円、その他の銀行の場合は500円です。もしクラウドワークスを長期的に使っていくのであれば、楽天銀行の口座開設をおすすめします。
通常は「15日締め、月末振込」か「月末締め、翌月15日振込」ですが、それ以外のタイミングですぐにお金を受け取れるクイック出金というシステムがあります。これは報酬を3営業日以内に出勤できる制度のことで、出金額の5.0%がかかります。
クラウドワークスの口コミ
クラウドワークスについては、SNSを中心に様々な口コミがあります。
「プロフィールをちゃんと見てくれている」
クラウドワークスでは自分のプロフィールを設定できます。そこにどんなことを書くか、どのようなによって提案が採用される確率が変わるため、内容を充足させておきましょう。また、たくさん仕事を請け負っているワーカーのプロフィールを見て、どんなことを書いているのか学ぶこともおすすめです。
「最初は1文字0.5円のライティング案件しか獲れなかったけど、今は1文字2円の仕事ができている」
クラウドワークスでは初心者向きの低単価案件から、プロ向けの高単価案件まで、様々な仕事を探すことができます。未経験の方もチャレンジできる案件も非常に多いので、フリーランスとしてデビューしたい方が低単価のものからチャレンジして実績をつむことが可能です。多くの案件が集まるクラウドワークスではたくさんの募集を見ることで相場観もわかるので、ぜひチェックしてみてください。
「案件を取るための営業力が身につく」
プロジェクト形式とコンペ形式では、一つの案件に対して複数のワーカーがエントリーします。そこから選ばれなければ受注できないため、「どうすれば仕事を獲得できるか」ということに対して、真剣に向き合います。提案時のメッセージを工夫したり、ポートフォリオを充実させたりと、いろいろな努力を通じて営業力が身に付きます。
また、クラウドワークスでは、良い口コミだけではなく、ネガティブな口コミもあります。
「クラウドワークスを毎日見てるけど、転売の求人がある」
クラウドワークスの案件は幅広く、中にはグレーな内容のものもあるようです。転売だけでなく、「初回無料」の商品を購入させるものなど、内容は様々です。こういったグレーなものや犯罪に加担するような案件は、絶対に引き受けないようにしましょう。
「クラウドワークスに登録したけど、6か月も収益0円のまま」
クラウドワークスに登録したからといって、すぐに仕事が決まるわけではありません。場合によっては長い間、案件が取れないこともあるでしょう。その原因としては、「スキルに見合ったものにエントリーしていない」「案件をかなり選り好みしている」といった理由が挙げられます。
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クラウドワークスの仕事の種類
クラウドワークスで獲得できる仕事は、非常に幅広いです。具体的には、下記のようなカテゴリーにわかれています。
- システム開発
- アプリ・スマートフォン開発
- ホームページ制作・Webデザイン
- ECサイト・ネットショップ構築
- デザイン
- 動画・映像・アニメーション
- 音楽・音響・ナレーション
- ビジネス・マーケティング・企画
- ライティング・記事作成
- 事務・カンタン作業
- 写真・画像
- 3D-CG制作
- ネーミング・アイデア
- 翻訳・通訳サービス
- 製品設計・開発
- 相談アドバイス・暮らし・社会
- プロジェクト・保守運用メンバー募集
ここからさらに詳細な分類があり、例えばシステム開発は「Web開発・システム設計」「保守・運用・更新」「アプリケーション開発」の3種類が、デザインは「ロゴ・バナー・イラスト」「印刷物・DTPデザイン」「キャラクター・アイコン・アニメ」「地図・看板・インフォグラフィック」「POP・メニュー・シール」「CD・本」「プロダクトデザイン」「その他(デザイン)」8種類があります。
クラウドワークスを利用するメリット・デメリット

クラウドワークスを利用すると、どのようなメリットとデメリットがあるのか、両面についてまとめました。これから利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
クラウドワークスを利用するメリット
クラウドワークスでは初心者向けの案件が多いため「これからフリーランスになりたい」「本業を続けつつ、副業で新しいスキルを身につけたい」といった方も、仕事を見つけることができます。経験・スキル不要の案件は単価も低いですが、第一歩を踏み出したい方にとってはおすすめです。
初心者の方をサポートする仕組みもあり、例えば「みんなのお仕事相談所」というコミュニティがあります。これは案件の相場や納期、契約書などについて気軽に相談できるQ&A広場で、クラウドワークスのユーザーは誰でも利用可能です。初めて案件を受ける方やまだあまり経験がない方は、「これってどうなんだろう?」と思うことがあっても、なかなか判断できません。そんなときにここで相談することで、複数の経験者からアドバイスをもらうことができます。
また、「無料オンラインセミナー」を利用できることもクラウドワークスのメリットです。こちらはフリーランスとして働く方や副業をしている方に役立つ情報を手に入れられる、無料のセミナーです。例えば「サブスクで多拠点生活はできる?」といったものが開かれています。
より実用的な学びを得たい方には、「みんなのカレッジ」というサービスがおすすめです。さまざまなことを勉強できるコースが用意されており、有料で仕事に直結するスキルを学べます。「働き方を学ぶ」「Webライティングを学ぶ」「マーケティングを学ぶ」「デザインを学ぶ」「動画編集・カメラを学ぶ」「WEB制作を学ぶ」といったカテゴリーにわかれており、それぞれ複数のコースがあります。新しいスキルを身につけたい方や、今あるスキルをさらに磨きたい方、フリーランスとのつながりを作りたい方に向いています。
最後に、クラウドワークスのワーカーが利用できる福利厚生サービスがある点も、メリットの一つです。ライフサポートとしてベビーシッターサービスを利用できたり、仕事サポートして写真やイラストの素材をお得に購入できたりします。条件を満たしたユーザーは日本全国23万を超える施設が割引となるベネフィット・ワンを利用できます。
クラウドワークスを利用するデメリット
クラウドワークスのデメリットとして、高単価案件が獲得しにくい点があげられます。経験者向けの仕事もあるのですが、低単価・初心者向けの案件が多数を占めています。そのため、まずはクラウドワークスで経験を積み、そこからは別のプラットフォームも利用した方が効率的にキャリアアップできるでしょう。
また、グレーな仕事が紛れている点もデメリットの一つです。上記で紹介したような転売案件などもあり、うっかり請け負ってしまう可能性があります。
さらに、トラブルが起きるケースも珍しくありません。納品したにもかかわらず報酬が払われなかったり、仕事が完了してから理由をつけて当初より低い金額を提示したりといったケースが見られます。少しでも怪しいと思ったら、その時点で契約を終了した方がトラブルを避けられるでしょう。
クラウドワークスで売上をアップするコツ

クラウドワークスで売上をアップさせるにはどのようなことに気を付ければいいのか、ポイントをまとめました。
プロフィールに情報を入れる
1つの案件に対して1人しか応募がないということはあまりなく、基本的には複数のワーカーで1つの案件を取り合う構図になります。そこで他の方に勝って自分が案件を獲得するためにポイントとなるのが、プロフィールの充実度です。自分のできること、実績やポートフォリオ、心がけていることなどをなるべくたくさん書いておきましょう。また、写真を設定していないとそれだけで対象外になることもあるので、自分の顔がわかるものを掲載してください。
評価を積むための案件も引き受ける
クラウドワークスでは、ワーカーが過去にどのくらいの案件を経験したかがわかります。発注側からすると、あまり実績がない方よりもしっかりと実績がある方の方が安心できるもの。そのため、登録してすぐの間はやりたい仕事よりも獲得できそうな仕事を中心に取りに行くようにしましょう。
スムーズなコミュニケーションを心掛ける
タスク形式以外の案件では、発注者とのやり取りが発生します。そこで時間がかかったり、無駄なやり取りが発生すると、「この人にはもう頼まないようにしよう」と思われてしまう可能性が高いです。連絡が来たらすぐに返事をすること、聞かれた質問には確実に答えることなど、当たり前のことをしっかりおさえることで好印象を与えられます。
常にスキルアップを目指す
フリーランスの場合は特に、現状維持をしていても仕事は増えません。仕事の幅を広げたり、より高いクオリティを目指したりと、常にスキルアップを目指すことが大切です。クラウドワークスでは新しい仕事をするためのセミナーなどサポート体制が整っているので、こういったサービスを活用してぜひレベルアップを心掛けてください。
まとめ
クラウドワークスは登録が簡単ですぐに使い始められ、「これから副業やフリーランスにチャレンジしてみたい」という方にもぴったりのサービスです。無料で利用できるので、まずはさっそく登録してみましょう。

