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ランサーズとは?どんなサービス?口コミや手数料ってどのぐらい?

最近ではクラウドソーシングを利用し、フリーランスに転向する方が増えてきました。そこで今回は、クラウドソーシングの大手であるランサーズについて解説します。これからフリーランスになりたい方や、どのように仕事を取ればよいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、企業や個人事業主が不特定多数に仕事をアウトソーシングする業務形態です。不特定多数を意味するcrowdと業務委託を意味するsourcingを組み合わせて、クラウドソーシングという言葉ができました。2006年にアメリカで生まれ、今では日本でも広く使われています。

以前は企業が専門性を持つ人材を採用したり、従業員を教育したりといった方法でビジネスを行ってきましたが、人材確保が難しくなったことや教育コストを担保できなくなってきたことから、特定の業務を外注するアウトソーシングが増えました。このとき、コストやスキルにおけるミスマッチを防ぐため、クラウドソーシングという概念が生まれています。

オンラインで広く人材を募集することで多くの人にアプローチし、自社の希望する条件での委託ができるようになりました。こういった社会情勢のなかで、ランサーズが生まれました。

ランサーズとは

ランサーズ株式会社は、2008年4月に設立。2022年現在、導入企業は40万社を超えています。登録・利用は無料で、案件を探すことができます。サイト内では、案件を発注する方はクライアント、受注する方はランサーと呼ばれています。

ランサーズにおける2種類の案件

仕事を得る方法は主に2種類です。1つ目は、企業側がランサーのプロフィールを確認し、これまでの経歴や持っているスキルから案件にぴったりの人を探すという方法です。依頼したい方が見つかればメッセージを送り、商談が成立すれば案件獲得となります。ランサーが自分で金額や条件などをパッケージとして提示することもできますし、プロフィールやポートフォリオからスカウトを待つこともできます。

2つ目は、ランサーが自分で案件を探し、条件の合う仕事を選ぶという方法です。ランサーズには210万件以上の案件があり、そこから自分にぴったりのものを見つけることができます。選んで働く案件には、「プロジェクト」「コンペ」「タスク」「求人」といった形式があります。

プロジェクトはクライアントが仕事内容や納期、報酬目安などを提示し、それに対してランサーが見積もりを出したり仕事内容を提案したりする形です。コンペはクライアントからテーマが与えられ、それに対してランサーが成果物を提出し、選ばれると受注になります。

タスクは入力作業やアンケート回答といった簡単な作業をすることで、報酬を得ます。求人は仕事内容と時給を相談し、クライアント企業で安定的に稼働する形式です。

また、ランサーズエージェントに職務経歴書を提出すると、エージェントがランサーにぴったりの案件を探し、マッチングしてくれます。こちらは高単価案件や非公開案件も多くあるので、ある程度スキルを得たらぜひ登録したいサービスです。

ランサーズの手数料

ランサーズでは、16.5%のシステム手数料が発生します。つまり、受注した金額から手数料を引いた額が、実際に手に入る報酬です。これは案件の種類や仕事のジャンルに関わらず、一律で課されます。例えば契約金額が10万円の場合、1万6,500円の手数料がかかり、手元に残るのは8万3,500円です。

なお、システム手数料は2022年10月に改定されました。以前は案件によって手数料の利率が異なっていましたが、「クライアントとランサーの金額認識が異なるため交渉がしにくい」「自分だけが手数料負担者だと勘違いしやすい」といった状況が起きていたため、このように変更に至りました。今後もまた利率が変わる可能性はあるので、ランサーズを使っているうちは常に確認しておきましょう。

ランサーズで獲得できる仕事の種類

ランサーズでは、350種類もの仕事を獲得することができます。まずカテゴリーが「システム開発・運用」「Web制作・Webデザイン」「デザイン制作」「ライティング・ネーミング」「タスク・作業」「写真・動画・ナレーション」「翻訳・通訳サービス」「事務・コンサル・専門職・その他」「営業・マーケティング・企画・後方」の9つにわかれています。

ここからさらに内容が細かく設定され、例えばライティング・ネーミングには「ライティング」「ネーミング・コピー」「編集・校正」の3つが、Web制作・Webデザインには「ウェブサイト制作・デザイン」「スマートフォン・モバイルサイト制作」「バナー・アイコン・ボタン」「ECサイト・ネットショップ構築・運用」「運営・更新・保守・SNS運用」の5つがあるというような形です。このように細かく案件の内容を選択できるので、自分が求めている仕事を探しやすいのはランサーズの魅力でしょう。

ランサーズを利用するメリット

ランサーズには、フリーランスの方に嬉しいメリットがあります。特に以下の4つは大きなポイントです。

未経験でもチャレンジできる案件が多い

いざフリーランスになろうと思っても、どうやってスタートすればいいかわからない方がたくさんいます。案件を探しても「3年以上の実務経験」などの条件が課されていることがほとんどです。しかしランサーズでは未経験歓迎の案件も多く、フリーランスになりたてで実績がない方も受注することができます。

もちろん、経験者向けの案件に比べると単価は安く、大きなスキルアップにつながるものは少ないです。しかし未経験歓迎の案件の数をこなすことによって、経験者向けの案件にチャレンジできるようになります。すぐには稼げないので大変に感じるかもしれませんが、ステップアップの一歩目としてはぴったりの案件は見つけやすいです。

契約トラブルが起こりにくい

フリーランスは案件に着手するまえに業務委託契約を結びますが、法人という後ろ盾がないため、会社員と比べると様々なトラブルが発生しやすいです。例えば契約解除の申し入れを断られたり、契約先から損害賠償を請求されたりといったケースがあります。しかしランサーズを通すことで、ランサーズ株式会社が間に入るため契約トラブルを未然に防ぎやすくなります。

もし一方的に不当な対応をされたら、ランサーズが介入してサポートしてくれます。24時間365日受付のオンラインサポート窓口が開設されているため、困ったときにはいつでも頼れて非常に安心です。

未払いのリスクを抑えやすい

ランサーズには仮払いという機能があります。これは案件の条件が決まりクライアントとランサー双方の合意が形成できたら、クライアントがランサーズに一時預かり金を支払うという制度です。ランサーズでは必ず、仮払いを確認してから仕事に着手するよう呼び掛けています。

これにより、仕事を納品したにもかかわらず報酬が払われないというリスクを抑えることが可能です。フリーランスになりたてのころは悪徳な企業に騙されてただ働きをさせられるというケースもあるので、これを避けられるのは大きなメリットでしょう。

ランサーズクラブオフが使える

ランサーズクラブオフは、会員だけが使える福利厚生サービスです。国内約22,000軒の宿泊施設が最大90%Offで泊まれたり、アミューズメントパークやスパなどのレジャー施設、ライフサポートメニューなどを特別価格で利用できます。クローズドのマーケットのため、一般には出回らない商品や価格を楽しめます。

ランサーズクラブオフを利用するには、ランサーズで3か月連続で5,000円以上の報酬を得なくてはなりません。「とりあえず登録だけして、クラブオフだけ利用しよう」ということはできないので注意しましょう。また、入会申請も必要で、一度申し込みをするとそこから3か月間は利用でき、継続したい場合は再度申し込みが必要です。

ランサーズのデメリット

ランサーズにはメリットだけはなく、デメリットもあります。他のクラウドソーシングと比べるときには、両面を理解したうえで検討しましょう。

単価が低い

ランサーズは初心者向けの案件も多いですが、その分単価は低くなっています。特に作業・タスク系の案件は「アンケートに10問答えて30円」といったものもあり、これだけで稼ぐことは難しいです。もちろん高単価の案件もありますが、競争率が激しく他のランサーをしのぐスキルや経歴がなければ受注できません。

初めのうちは稼ぐことより実績を積むことに注力し、たくさんの高評価を得たら高単価の案件にチャレンジするといったように段階的に上げていきましょう。また、同じクライアントの案件を何度も受注することで信頼感が生まれ、単価アップにつながることもあります。

副業レベルから脱しにくい

単価が安いこととつながりますが、ランサーズだけを使って本格的にフリーランスとしてやっていくことは簡単ではありません。比較的簡単な内容で単価も安い案件は見つけやすいですが、こういった仕事は本業の傍ら副業として行うのに適しています。まずは副業から初めて、慣れてきて自分のスキルが上がったらフリーランスとして独立するという計画であれば、最初にランサーズを利用するのはおすすめです。

そのあとはランサーズを継続しつつ、他のサービスも検討しましょう。ランサーズで副業レベルをこなせるようになっていれば、経験者として高単価・長期継続の案件も受注しやすくなります。

悪質な業者もいる

ランサーズのクライアントには、KDDIやGREE、YAHOOなど大手企業も多いです。しかし個人レベルでビジネスをしているクライアントもおり、中には悪質な業者も紛れています。納品したのに報酬が支払われなかったり、先に指定の商品を購入するように言われたりといった事例が発生しているようです。

また、相場より圧倒的に安い価格での案件も横行しています。ライティング案件で文字単価0.1円といったような、初心者向けとはいえあまりにも低い報酬の案件もみられます。こういった業者に騙されないよう、少しでも怪しいと思ったら相手に積極的に質問し、詐欺だと思ったら取引を中止しましょう。

ランサーズを適切に活用するためのポイント

ランサーズを利用してしっかり稼げるフリーランスになるためには、以下のポイントを守ることが大切です。

プロフィールを作り込む

クライアントはランサーのプロフィールを見て、誰に案件を発注するかを決めます。つまり、プロフィールの善し悪しはそのまま案件受注率に関係しているということです。まず、顔写真は積極的に載せましょう。多くのランサーが顔を出しているので、クライアントからするとわざわざ顔が見えない相手に頼むメリットはなく、しっかり顔を出している人の方が信頼できます。

自己紹介文も充実させましょう。これまでの経歴や今やっている仕事、これから挑戦したいことなどを記入します。特に今の自分に何ができるかは細かく書いた方がアピールになります。ポートフォリオなどもたくさんのせ、実績があることを一目でわかってもらう方が案件を受注しやすいです。

継続案件を探す

単発の仕事は毎回クライアントとの交渉に手間がかかりますし、他のランサーと競合した時に勝たなくてはなりません。これは非常にコストがかかるので、できるだけ継続的な案件を獲得しましょう。長期の案件が決まれば何度も案件獲得に時間をかけなくてすむようになり、その分仕事に使う時間を増やすことができます。

タイトルに「長期継続あり」と入っているものを探したり、概要の部分にどのくらいの期間続くか書かれているか探したりすることで、長期の案件を見つけることができます。また、長期で依頼を受けるにはまずクライアントから信頼されることが重要です。

納期と業務内容を守る

ランサーズでクライアントの信頼を獲得するには、納期と業務内容を守る必要があります。当たり前のことかと感じるかもしれませんが、初心者も多いランサーズではこういった最低限のラインを守れないランサーもいるようです。

まず自分の力量やスケジュールを確認し、指定された納期に間に合わせることができるか事前に考えて、難しいようであればそもそも応募しないようにしましょう。万が一、受注してから納期が間に合わさそうなら事前に連絡をしてください。当日になって「間に合いませんでした」という事後報告をする行為が最も信用を失います。

また、内容のチェックも必要です。作業をしているうちに認識がずれていまい、クライアントが求めているものに見合わない納品物ができてしまうこともあります。もし誤りに気づいたら早急に修正し、指定された内容にあったものを納品しましょう。

連絡を素早くする

クライアントから連絡が来たら、なるべく早く返信しましょう。やり取りにラグがあると、「スムーズにコミュニケーションできない人だ」と認識され、一度は受注できてもそれ以降につながらなくなってしまいます。遅くとも3~4時間以内には返信するのが理想的ですが、本業やプライベートの予定などで難しい場合もあります。

そういったときは、いったん「ただいま〇〇のため、今夜確認してご返信します」と返事をするだけで印象が変わります。また、固定の時間帯しかランサーズをチェックできない方は、プロフィールにその旨を記載しておいた方がスムーズです。

目標を決める

ランサーズを始める動機は人それぞれです。週1~2日副業にチャレンジしてみたい方もいれば、フリーランスとして独立するために登録する方もいるでしょう。どのような動機だったとしても、自分に合った目標を決めることが大切です。特にフリーランスになるためにランサーズを使う方は、「最初の3か月で〇万円の報酬を目指す」「継続案件を〇件獲得する」など、具体的に落とし込みましょう。

なんとなくランサーズを使っているだけでは、自分の理想とするキャリアを築くことはできません。いつまでも初心者案件ばかりをこなし、思ったようにお金にならず辞めてしまうケースは散見されます。

認定ランサーを目指す

ランサーは、4つのバッジによってランク分けされています。最初に与えられるバッジは、レギュラーです。これは本人確認や秘密保持契約が完了していること、プロフィール画像や300文字以上の自己紹介文が入力されちること、スキル・スキルセット・ポートフォリオ・出品サービスのうち1つが登録されていることなど、最低限の条件を満たすことが必要となります。

次のランクが、ブロンズです。これはレギュラーの条件を満たしたうえで、プロジェクト方式・時間報酬・パッケージのいずれかの仕事受注が1件以上となると昇格します。つまり、ランサーズに登録してタスクや求人以外の仕事を1回でもすれば獲得できるので、初心者の方はまずここを目指しましょう。

次のランクが、シルバーです。これはブロンズの条件を満たしたうえで、過去1年間に受注したプロジェクトプロジェクト方式・時間報酬・パッケージのいずれかの仕事完了率が90%以上で、過去1年間の満足評価の割合が95%以上、24時間以内のメッセージ返信率が80%以上が条件となります。フリーランスとしてクライアントの満足度が高い仕事を1年続ければ、無理なく獲得できます。

最後のランクが、認定ランサーです。これはシルバーの条件を満たしたうえで、獲得報酬が各カテゴリの上位20%、タスク承認率が90%が条件となります。クライアント側は認定ランサーに信頼を寄せているため、ランサーズに登録したらこのレベルを目指しましょう。認定ランサーとなるだけで案件が取りやすくなりますし、より高単価な仕事も請けやすくなります。

ランサーズ内でやり取りを完結する

ランサーズでは外部でのコミュニケーションを禁止しています。ZoomやSlack、Chatworkでのやり取りを求められることもありますが、ランサーズ外でトラブルが起きても守ってもらえません。そのため、交渉から納品までランサーズ内で完結するようにしましょう。

まとめ

簡単な登録作業だけで使い始められるランサーズは、副業やフリーランスのスタートにぴったりのサービスです。無料で利用できるので、まずはさっそく登録してみましょう。

「キャラクターイラストデザイン」や「LPライティング」など、自分のスキルをセットとして販売することができます。自分で値付けができるため低価格での案件から脱して高単価案件を獲得したい方にもぴったりなので、ぜひご利用ください。

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この記事を書いた人

長井 杏奈

フリーランスメディア編集部。
2016年に新卒で入った会社を3か月で辞め、無謀にも金なし・コネなし・スキルなしの状態からフリーランスになる。 若さと気合と根性だけでなんとか経験を積み、現在はライターや編集の仕事で生活している。

SEO記事から取材記事、LPのライティングや申請書の作成代行まで、「書く」仕事なら何でも請け負う。 まれに結婚式や企業パーティ、展示会などのMCも行い、二足の草鞋で活動中。

趣味は小説を読んだり書いたりすること、美容情報を集めること、一人旅。