学生から社会人になると、聞きなれない言葉を耳にする機会も増えます。ビジネスシーンで当たり前に使われている言葉は多いので、イチから勉強していかなくてはなりません。
そこで今回は、「平素より」という言葉に注目して、どのように使うのか、例文を交えながら解説します。
「平素より」とは

「平素」とは、「普段」や「いつも」という意味です。より丁寧な表現で、ビジネスシーンではよく使われます。また、口語で使うこともほとんどありません。メールや文書、チャットなどのテキストコミュニケーションでよく使います。
「平素より」というと、過去から現在に繋がる一定の期間を指しています。一方で、特定のタイミングを指す時には「平素は」が適切です。また、「平素より」という表現の場合は文章のはじめに書きましょう。文中で使うと違和感を持たれてしまいます。
「平素より」の言い換え表現

「平素より」という言葉をどう言い換えられるか、丁寧なものからカジュアルなものまでご紹介します。
日ごろ
「日ごろ」は「平素」にはやや劣りますが、丁寧な表現です。上司や取引先、お客様などにも使えます。
「日ごろからのご配慮をありがとうございます」
「日ごろよりご利用いただきありがとうございます」
先般
「先般」とは、近い過去を表わす言葉です。丁寧な表現で、「平素」より同様、話し言葉としては使われません。
「先般のお打ち合わせにて、以下の通り決定しました」
「先般ご案内した通り、9月1日に懇親会を開催いたします」
いつも
「いつも」はカジュアルな表現です。友人や家族など近い距離の方とも使います。また、話し言葉として使われることも多いでしょう。
「いつもありがとうございます」
「いつもこの業務を担当しています」
常々
「常々」とは、「日ごろ」や「普段」と同じ意味です。丁寧な言い方で、プライベートよりもビジネスシーンでよく使われます。
「スキル高めたいと常々感じています」
「○○さんのようになりたいと常々思っています」
普段
「普段」は「いつも」と同じ意味です。使う相手を選ばず、どんなシーンでも利用できます。
「普段は別の担当者が対応しています」
「普段から私が議事録を作成しています」
毎度
「毎度」とは、繰り返しを意味しています。文章で書かれることよりも話し言葉としてよく使われ、何度も行われる行動について言及する時に使います。
「毎度ありがとうございます」
「毎度ごひいきにありがとうございます」
「平素より」を使った例文

「平素より」を使った例文をご紹介します。これから「平素より」を使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
タイトル:担当者変更のお知らせ
株式会社○○
○○部○○課
○○ ○○ 様
平素よりお世話になっております。
株式会社○○の○○です。
この度、貴社のカスタマーサポートとして担当しておりました○○が、一身上の都合で退職しました。
つきましては、今月より私○○が貴社の担当をさせていただきます。
今後、サービスに関するご連絡は○○までいただけますでしょうか。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
株式会社○○
○○部○○課
○○ ○○
タイトル:本日のご訪問の御礼
株式会社○○
○○部○○課
○○ ○○ 様
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
株式会社○○の○○です。
本日はお忙しいところお時間をいただき、誠にありがとうございました。
弊社サービスにつきまして数々のご指摘をいただけましたこと、深く御礼申し上げます。
今後、貴社のご要望に沿えるようさらない開発を進めていきます。
次回のお打ち合わせでは、さらに具体的な機能についてご確認いただければと考えていります。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
株式会社○○
○○部○○課
○○ ○○
タイトル:営業時間変更のお知らせ
お客様各位
平素より弊社サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
弊社の営業時間を変更についてご案内させていただきます。
以下、店頭窓口での営業時間及びお電話でのお問い合わせ対応時間を下記の通り変更いたしますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
【変更後の営業時間】
平日 10:00~18:00
株式会社○○
ビジネスメールを書くときのコツ
「平素より」を使うとよりビジネスシーンにふさわしい文章になりますが、ほかにもビジネスメールを作成するコツは多々あります。書き慣れていない方は、以下のポイントに気を付けましょう。
わかりやすい件名にする
メールを送る時、先方が件名を見ただけでどのような内容なのか想像できるようにしましょう。ほとんどの方が毎日たくさんのメールに対応しなくてはならないため、パッと見て緊急度などがわからないと、負担をかけてしまいます。
「○○部懇親会の日程調整(回答〆 1月20日)」「弊社サービス○○へのお問い合わせにつきまして」「次回お打ち合わせの資料ご共有」などとしておくと、メールの概要と返信期限がわかります。一方「お問い合わせの件」「お打ち合わせについて」といった件名だと、重要度などを判断できません。
相手の名前、挨拶を書く
ビジネスメールには、ある程度の定型があります。先に紹介した例文にある通り、まずは相手の情報を書きます。取引先などであれば、相手の社名、部署やチーム名、氏名を書いてください。社内の方であれば、氏名のみでも構いません。次に、「平素よりお世話になっております」「いつも大変お世話になっております」といった定型文を入れます。
内容をわかりやすくまとめる
メールの内容は、丁寧さを大切にしつつ、簡潔にわかりやすくまとめる必要があります。例えば締め切りがあるのであればそれをわかりやすくしたり、返信をしてほしいのか、電話がほしいのか、アクションはいらないかなども相手が理解できるようにしましょう。
長くなりそうなときは、箇条書きなどを使って見やすく工夫することも大切です。初めて読んだ方もすぐにどんな内容がまとまっているのかわかるように意識してください。
結びの挨拶を入れる
内容を書き終わったら、結びの挨拶を入れます。「どうぞ、よろしくお願いいたします」「引き続き、よろしくお願いいたします」「今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます」「今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」など、相手との関係性によって使い分けてください。
署名を入れる
内容を書き終わったら、最後に自分の社名、所属部署やチーム名、氏名を書きます。また、メールアドレスや電話番号なども入れるとよいでしょう。これらは署名と呼ばれ、毎回入力することはほとんどありません。メールシステムの設定から、自動で挿入されるようにしておいてください。
ビジネススキルを高めてフリーランスワーカー.jpを活用しよう

ビジネスメールの作成は、社会人として最低限の能力です。基本的な部分をおさえたら、自分の専門性を高めるためにどんどんスキルを磨きましょう。
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