フリーランスの方は収入に波があることも多いですよね。
今の資金繰りは良くても、老後のお金に不安を感じている方もいるでしょう。
では、何か対策方法はあるのでしょうか?
ここでは将来受け取れる年金にスポットを当て、受取額を増やす4つの方法をご紹介していきます。
年金について
年金制度は国民の多くが加入できる国民年金と、会社員などが加入する厚生年金に大きく分かれます。
フリーランスの方は国民年金の第1号被保険者となることが多いでしょう。
しかし、第1号被保険者は国民年金の上乗せである厚生年金に加入することはできません。
そうなると、受け取り額もガクッと減ってしまいますよね。
その不安に答えるために、フリーランスの方向けにも国民年金の上乗せとなる制度が用意されているのです。
年金を増やす4つの方法
ここからは代表的な上乗せ制度を見ていきましょう。
①付加年金と繰り下げ受給

付加年金とは、フリーランスなどの第1号被保険者に向けた国民年金の独自制度です。
本来の保険料のほかに月額400円を追加して支払うことで、将来の年金額に「200円×納付した月数」が加算されます。
毎月400円を支払って、将来毎月200円増えるということは2年間で元がとれるのでお得ですね。
さらに、年金を受け取る年齢を遅らせることにより受け取る金額を増やすこともできます。
年金は原則65歳から受給できますが、繰り下げた月数に応じて年金が0.7%増額され、最大で年間42%も年金が増えるのです。(※ただし、条件によっては例外もあります。 受給開始年齢が早まったり遅くなったりする場合が個人によって異なります。2022年11月現在)
これを繰り下げ受給といい、付加年金にも適用されます。
70歳まで繰り下げた場合は、およそ81歳以降まで受給すればお得になる計算です。
人生100年時代ですからメリットはあるはずですよ。
②国民年金基金
フリーランスなど第1号被保険者の専用制度で、①でご紹介した付加年金も組み込んだ制度です。
原則として日本国内に住んでいる場合は20歳~60歳までが加入でき、一定の条件で65歳まで加入することができます。
掛金は月額最大68,000円まで設定することができ、全額が所得控除されるのでトータルで見ると支払った金額は抑えられるという仕組みなのです。

上の図は、30代男性の掛金月額表です。
このように国民年金基金の月々の掛け金は、年齢と性別によって異なります。
プランもいくつかに分けられており、将来受け取れる金額も簡単にシミュレーションすることができるので将来設計をしやすいのも特徴ですね。

注意したいのは、途中で脱退することができず、支払いが続くことです。
とはいえ、掛金を減らすことはできますので安心してくださいね。
③確定拠出年金(個人型)
通称「iDeCo(イデコ)」と呼ばれ、自分で決めた金額(掛金)を運用するスタイルの年金制度です。
60歳まで積み立てることができ、フリーランス以外の会社員や公務員も利用することができます。
付加年金や国民年金基金と同時に加入することもできますが、掛金はトータルで月額68,000円までです。
国民年金基金との違いは自分で運用する必要があることでしょう。
いくら掛けるかは自分で決められますが、将来に受け取れる金額はその時にならないと分かりません。
最悪の場合目減りしてしまう可能性もありますので、定期的に運用商品を見直すなど、自己責任のもと運用しましょう。
ちなみに、途中で積立を止めることはできますが、60歳までは引き下ろすことはできません。
④国民年金に任意加入をする
国民年金を満額受給する為には、20歳~60歳までの40年間全て納める必要があります。
ですが学生の間に免除申請を行っていたなど、満額にならない人の方が多いのが現状。
そこで、60歳~65歳までの間で任意に加入して保険料を支払うことで、満額に近づけることができるという制度です。
⑤積極的にインデックス投資で資産運用をする

毎月の売上に波があるのはフリーランスなら当然です。
沢山売上があった時に、できる限り無駄遣いは避けて、少しづつでも構わないのでインデックス(株式指数)投資で貯蓄から投資にまわして資産運用していきましょう。
100万円の1%なら1万円という具合で0.5%から2%ぐらいは毎日変動していきます。
あまり一喜一憂してしまう人は長期投資することは向いてないかもしれませんが、資産が1,000万円を超えると毎日何もしなくても数十万円が増えることもあります。
若くて働ける間はできる限り資産をつくって、積極的に投資をして、老後にお金を備えましょう。
ただし、相場には暴落はつきものです。自己責任自己判断の元で勉強をした上で慎重に行いましょう。
注意:将来の資産運用のためにビットコインやFX・株式取引の信用取引やレバレッジをかけた投資は原資を失う可能性があります。早くお金を増やしたいからといって、ギャンブルのような投資は絶対に避けましょう。
注意:資産を増やしたいために、人から甘い投資の勧誘にのらないようにしましょう。「絶対儲かる」「私にお金を預けたらお金が増える」ということは間違いなく詐欺です。もし仮に善良な気持ちで言っていたとしても、個人にお金を預けて代理で資産運用をすることは違法です。 金融商品取引業の免許を持っている証券会社以外にはお金を預けてはいけません。とても大事なことなので、必ず覚えておきましょう。
まとめ
フリーランスの方は老後の資金を確保するために、積極的な対策が必要です。
調べてみると、税制優遇などの支援をしてくれるお得な制度も多く存在しています。
賢く将来に備えるために、少しずつ準備を始めましょう。
30歳〜40歳からであろうと遅すぎることはありません。
共に楽しい老後生活がおくれるように努力して生き抜いていきましょう。

