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Webライター・編集者向け。校正・校閲・推敲 クラウドツール【文賢】とは?

校閲や校正は、ライターや編集者の重要な業務の一つです。誤字脱字や意味の通らない文章があると、記事全体のクオリティが一気に下がってしまいます。

しかしどんなに一生懸命チェックしても、どうしても見落としが生まれることも。そこで今回は、自動で校正・校閲・推敲ができるクラウドツール、文賢をご紹介します。

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校正・校閲・推敲の違いとは?

文賢では校正・校閲・推敲ができますが、そもそもこの3つはどのように違うのか、明確に理解しておきましょう。

校正とは

校正とは、文章の誤りを発見し、修正する作業です。誤字脱字はもちろん、漢字の間違いや言葉の使い方の間違いなど、広くチェックします。例えば、「私は講演を走った」という文章を「私は公園を走った」という文章に直したり、「彼は永遠と自分の話をした」という文章を「彼は延々と自分の話をした」という文章に直したりします。

表記ゆれのチェックも重要なポイントです。表記ゆれとは、同じものを指すのに、異なる言葉を使っていることを指しています。例えば、一つの記事の中に「子ども」「子供」「お子さま」「お子さん」という言葉が使われると、これは表記ゆれとなります。

また、Webサイトによってトンマナや表記ルールが決まっているので、それに沿っているかも確認。例えば、「1か所」も「1カ所」も「一ヵ所」も日本語として間違いではありませんが、どれを使うかは決められていることがほとんどです。1つのサイトに複数のライターが寄稿する際、こういったルールを作っておかなければ表記ゆれが発生してしまいます。

校閲とは

校閲とは、記事内に誤った情報がないかを確認し、修正する作業です。記事内に誤りがあると、場合によっては多額の損害賠償問題に発展したり、訴訟が起きたりといった重大な事態になるケースもあります。

内容としては、例えば「駅から徒歩5分です」という表記があれば、Googleマップなどを使って所要時間を調べたり、「このお店の電話番号はこちら」とあれば本当にその番号があっているか確認したりします。

校閲や校正には「校正記号」という特殊な記号を使います。校正者がそれぞれ自分なりの方法で修正指示を出してしまうとライターが混乱するため、統一された表記ができました。基本的に赤いペンを使って、文字の修正や挿入、削除、入れ替えなどを指示します。

推敲とは

推敲とは、よりよい文章に仕上げるために工夫です。校正や校閲がマイナスからゼロに戻す作業だとすると、推敲はゼロからプラス、もしくはプラスからさらにプラスにするための作業だと言えます。推敲の目的は、より端的で分かりやすい文章にすることです。普通の文章とで洗練された文章は、伝わる情報は同じでも読者の印象が大きく変わります。

推敲の例として、「彼は夕食を食べた」という文章を、「彼は夕食を楽しんだ」にします。前者は夕「食」と「食」べたが連続されているため読みにくく、夕食に対して彼がどの程度満足したかもわかりません。一方後者は文字の連続がなく、「楽しんだ」ということから彼が夕食に対してポジティブな印象を持っているという情報も追加できます。

文賢とは

文賢とは、文章の校正・校閲・推敲をするためのクラウドツールです。スマートフォンやタブレットではなく、基本的にはPCから利用することが推奨されています。

一度にチェックできる文字数は、3万文字です。入力した文章はクラウド上に保存されることはなく、運営会社に見られる心配はありません。

文賢の6つのチェック機能

文賢には6つの点から文章をチェックできます。1つ目が、読みやすさです。句読点が正しく使われているか、確認します。また、漢字の利用頻度や改行のバランスがとれているかもチェックします。

2つ目が、わかりやすさです。書き手の意図が正しく伝わるか、誤解を招くような表現がないかを見ます。また、よりわかりやすい表現がある場合はそれを提案してくれます。

3つ目が、不快語です。文章は正しく伝わればいいというものではなく、読み手を傷つけないことが大切です。特定の属性の方に対して攻撃的ではないか、適切な配慮ができているか確認します。

4つ目は、日本語の誤用です。例えば「そんな大役、私には役不足です」という言い方は誤っており、正しくは「そんな大役、私では力不足です」が正解となります。このようなミスを発見してくれるのは、書き手にとって頼もしいでしょう。

5つ目は、誤字脱字です。「てにをは」の誤りはもちろん、漢字の変換ミスなども対象となります。また、日付や価格などの重要情報を重点的にチェックできます。

6つ目は、環境別の見え方です。同じサイトでも、PC、タブレット、スマートフォンのそれぞれで見え方は異なります。また、音声読み上げで正しく読めるか、フォントが変わっても耐えうるかを判断します。

こういった豊富な機能が信頼され、現在、大手企業から個人を含む2,000社以上導入されています。

文賢の文章チェックが優れている4つの理由

文賢が優秀な文章チェック機能を持っているのには、4つの理由があります。1つ目が、100を超える視点で読みやすさをチェックする文章チェックです。

文章を推敲し、よりわかりやすい伝え方はないか、どうすれば洗練できるかをチェックします。また、「~することができる」といった冗長な言い回しをカット。漢字の開き・閉じを含め、以下の18項目をチェックします。

接続語のハイライト(論理展開がわかりやすいかを確認し、同じ接続語が連続している場合に指摘)
接続助詞のハイライト(論理展開がわかりやすいかを確認)
指示語のハイライト(あれ、それなどを指摘)
日付と数字のハイライト(日時や金額を確認)
記号が全角に統一されていない
英数字が半角に統一されていない
体言止めのハイライト(β版)
一文に読点が4つ以上ある
50文字以上の文に読点がない
主述関係が不明瞭(β版)
一文が100文字以上ある(β版)
句点や記号のあとに改行がない
句点や記号以外で改行している
冗長な表現
過剰な丁寧語(β版)
二重否定表現
形容詞 + です(β版)
同じ助詞の連続使用
同じ文末表現の連続使用
状況により使い分ける言葉
漢字で書くほうがよい言葉
ひらがなで書くほうがよい言葉
カタカナで書くほうがよい言葉

独自に設定できるオリジナルカテゴリのチェック項目

引用:文賢Webサイト

2つ目が、校閲支援です。文賢では校閲支援に校正機能も含まれています。本機能では誤字脱字だけでなく、ら抜き言葉など、以下の15項目をチェックしてくれます。

誤字脱字
誤った言葉
誤った敬語
気をつけるべき商標と固有名詞
誤用しやすい言葉はないか
話し言葉・砕けた表現
重複表現
半角カタカナ
機種依存文字
差別語・不快語
ポリティカル・コレクトネス
誤変換しやすい言葉
さ入れ表現(β版)
ら抜き言葉(β版)
独自に設定できるオリジナルカテゴリのチェック項目

引用:文賢Webサイト

3つ目が、チェック形式のアドバイスです。2つの機能を活用して推敲を重ねた文章を、最後は人の目でチェックします。その際、どこに気を付けて見ればいいのかがわかるチェックリストを作成可能です。これなら編集者も迷わずに確認ができますし、複数の編集者が同じ観点からチェックできます。

チェックリストは「表記ゆれはないか」「修飾後の位置は適切か」といった言葉についてのものから、「パワハラやセクハラにあたる表現はないか」「特定の国や地域を傷つけないか」といったものまで作れます。

4つ目が、複数のサブ機能です。例えば文賢には音声読み上げ機能があります。目でチェックして見落としてしまった誤字脱字なども、音声で聞くことにより見つけられることがあります。音読されることで句読点の位置のずれや、リズム感などもわかるのでおすすめです。

また、漢字の使用率チェック機能もあります。これは文章全体に対して、漢字がどのくらい使われているか調べるものです。漢字が多すぎると堅苦しい印象になり、少なすぎると知的イメージが低減します。多ければいい、少なければいいというものではなく、文章の内容やテンションに合わせることが大切です。

コメント付きの印刷機能は、文賢が指摘したアドバイスを一緒に紙に印刷できます。画面で見る文章と紙でみる文章では印象が変わるので、両方でチェックすることがおすすめです。

その他、以下のようなサブ機能があります。

ファイルチェック機能(β版)
文字数カウント
漢字の使用率カウント
表示幅の変更
音声読み上げ
明朝モード
印刷

引用:文賢Webサイト

頼りになる文章表現サポート

文賢は文章の表現をサポートする機能があるため、ライターや編集者にとって非常に頼りになるツールです。表現豊かな文章表現を自動で提案してくれるので、垢抜けない文章やわかりにくい文章も一気にハイクオリティになります。

文賢を運営している株式会社ウェブライダーはベストセラー書籍を複数出版しているため、彼らのプロのノウハウを活用できるのは大きな魅力です。文章表現は3,500もあり、感情や行動がより伝わる表現をリコメンドしてもらえます。

例えば「はやい」という言葉に対しては、電光石火、脱兎の如く、間髪を入れず、ハイペースという4つを提案。慣用句やことわざを有しているだけでなく、たとえや「あるある」までカバーしています。一人でこういった表現を調べきるのには限界があるので、非常に有益なツールです。

また、問いかけ機能も役立ちます。これは読み手が文章をより深く理解するために必要な問いかけをしてくれるというものです。例えば「数字や倍率を使って具体的に表現しましょう」など提案してくれます。

チームでの利用にも役立つ文賢

文賢はライターや編集者が個人的に利用するのにも役立ちますが、チームでの活用にもおすすめです。その理由は、4つあります。1つ目が、辞書の共有と共同編集です。メディアのルールは一度決めたらそれをずっと使っていくわけではなく、読者の反応や時代の移り変わり、編集長の交代など様々なことから変更されます。

それらを担当者一人でカバーすることは簡単ではありません。しかし文賢なら辞書をメンバー全員で編集できるので、みんなで変更を加えていくことが可能です。リアルタイムで同時編集できるので、例えばオンラインMTGをしながら編集しあうといったこともできるでしょう。

2つ目は、辞書のルール設定です。例えば「様々」か「さまざま」かといった感じの開き・閉じや、「子供」か「お子さま」かといった表記ゆれも決められます。ユーザーのカスタム辞書機能もあり、同じオーナーを持つユーザー間では共同編集可能です。複数の辞書を使うことで、より正しく文章のチェックができます。

3つ目は、チェック形式のアドバイスの追加です。「読み手が混乱しない文章化チェックリスト」「SNS更新用チェックリスト」など、必要なシーンにあわせたチェックリストを追加できます。あらかじめチェックリストを作っておけば、新しいメンバーが入ってきたときや、担当者の代わりに別の部署のメンバーが業務を行うときなどに役立ちます。

4つ目は、オリジナルの文章表現を追加です。文章は正しいことが重要ですが、どこかで読んだ表現だけでなく、オリジナルの要素も必要でしょう。そこで、一般的には使われないものの自社メディアでは使う表現を、あらかじめ登録可能です。表現は「すごい」「おいしい」などタグをつけられるので、後から見返したいときにも探しやすい点が魅力。

充実した拡張機能

文賢にはいくつかの拡張機能があります。非常に便利なものが、Google Chromeの拡張機能です。Google Chromeで見ている文章が正しいか、ブラウザ上で確認することができます。文章を選択して右クリックし、「文賢に送る」を選ぶだけなので、手間もかかりません。

また、Gmailの誤送信チェッカーもおすすめです。Gmailでメールを送る際、宛先が間違っていないか、件名は適切かなどチェックリストをもとに確認を促します。「確認」を捺すとポップアップが表示され、そこで「文賢で確認」を選ぶと、件名・本文を文賢でチェックできます。

文賢の料金

文献の利用には料金がかかります。まず、初期費用が1万1,880円です。こちらは新規購入時、一度だけかかります。もし一度解約して、再度利用する場合にもかからないので安心です。

次に、毎月の更新費用がかかります。4ライセンス以下であれば、1ライセンスあたり2,1787円です。5ライセンス以上であれば5%オフ、15ライセンス以上であれば10%オフ、30ライセンス以上であれば15%オフとなります。

支払い方法はクレジットカード決済もしくは銀行振り込みです。

オンライン説明会への参加がおすすめ

文賢では、これから使ってみたい方のためのオンライン説明会を開いています。月に3回前後開催され、無料で参加できます。また、説明会に参加したからといって購入を強制されることはありません。あくまでフラットに「どんな機能があるのか、自分の仕事に役立つのか知りたい」といったニーズを満たしてくれます。

文賢を使って洗練された文章を書こう

文賢を使っているのはライターや編集者がメインですが、それ以外の方にもおすすめです。例えば経営者の方は自分の文章を公にする機会が多いですし、広報の方はプレスリリースを書いたりやSNSに投稿したりします。少しでも文章を書く方であれば、文賢は役立つツールです。

利用開始も簡単で、文賢の公式サイトからお申し込みフォームを入力します。次にクレジットカードまたは銀行振り込みで支払います。登録用のメールが来たら、ライダーズストアアカウントに登録。こちらすでにアカウントを持っている方は新たに作る必要はありません。最後にライセンスを付与・ユーザー作成をすれば完了です。詳しい使い方は、文賢のヘルプセンターのページから参照できます。

これからより良い文章を書きたい方は、ぜひ導入を検討してみてください。

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この記事を書いた人

長井 杏奈

フリーランスメディア編集部。
2016年に新卒で入った会社を3か月で辞め、無謀にも金なし・コネなし・スキルなしの状態からフリーランスになる。 若さと気合と根性だけでなんとか経験を積み、現在はライターや編集の仕事で生活している。

SEO記事から取材記事、LPのライティングや申請書の作成代行まで、「書く」仕事なら何でも請け負う。 まれに結婚式や企業パーティ、展示会などのMCも行い、二足の草鞋で活動中。

趣味は小説を読んだり書いたりすること、美容情報を集めること、一人旅。