昨今では優秀な人材不足して、悩んでいる企業が多いようです。
「リソース(人材)が不足して納期に間に合わない」「スポットでスキルを持った人に仕事を頼みたい」という需要が増えています。
かと言って、正社員を採用したりアルバイトを募集するのは手続きも時間もかかってしまいますよね。
そんな時、『フリーランスに仕事を依頼・外注・発注 する』という方法があります。
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フリーランスとは?
フリーランスとは、直接クライアントと業務委託や請負契約を結び、成果物(製品・サービス)を提供した分だけ報酬を得る働き方のことです。法律などで定義は定められていませんが「1人で活動する事業主」というニュアンスが強いでしょう。
働き方に着目すると、サラリーマンが副業として業務委託契約で働くことも『フリーランス』の考え方には当てはまるでしょう。フリーランスは個人で確定申告をして、事業収入を申告する必要があります。
フリーランスは年々増加している
フリーランスの総計は約1577万人、フリーランスを本業としている人は約214万人。本業以外を含めると約460万人と言われています。コロナをきっかけに在宅で仕事をすることが一般的になり、フリーランスの働き方は人気が高まっています。
一方で法人数は約178万。細かく見ると従業員数1~5人の法人は約75%の133万です。1~5人ではフリーランスと規模はそれほど変わらないと言えるでしょう。従業員10人以上の法人が25%しかいないことからも、日本では小規模での経済活動が盛んなことが分かります。
フリーランスに外注・発注 する4つのメリット
では、フリーランスに仕事を外注・発注するメリットはどんなものがあるのでしょうか?
ここでは4つのメリットを順番にご紹介していきます。

1.専門性の高い仕事を依頼できる
フリーランスは特定の分野のスペシャリストと言えるでしょう。外注することで自分ではできないことを実現してくれます。
例えば弁護士や税理士にしかできない仕事だと、独占業務と言われる資格保持者しか行えない仕事があります。独占業務を依頼した場合は、数時間で終わるような仕事でも、数十万円の費用を請求される、という場合もあります。
2.コア業務に集中できる
仕事には生産性の高いコア業務とそうではないものがあります。ビジネスを発展させるためには限られた時間をコア業務に集中する必要があります。例えば請求書発行などの事務処理は活動に必要不可欠ですが利益は生み出しません。そこで業務請負をしているフリーランスにお願いすることで自分の時間を有効活用できるのです。
3.スピーディーに利用できる
一般的な外注では実際の業務開始まで時間がかかります。打合せ、社内決裁、契約締結、人員確保など法人規模が大きいほどステップは多くなります。外注の1つに「人材派遣」がありますが2週間程度かかります。
フリーランスの場合は契約内容に双方が合意すれば即日からでも可能です。例えば、コア業務が自分たちだけで仕事量を処理しきれないときに、増員として力を借りることもできます。
4.人件費・管理費が抑えられる
従業員を雇用するコストは想像以上に高額です。一度雇用したら簡単に解雇はできない上、賃金だけではなく社会保険料や労働保険料が毎月発生します。勤怠管理や事務処理の労力も無視できません。育成期間や定期的教育訓練も必要になるでしょう。
しかし、フリーランスは即戦力です。依頼に対して製品・サービスを提供するので、発注者に定期的な出費は発生しません。請求書処理などの事務処理は発生しますが、従業員と比べてコストは遥かに少ないでしょう。
フリーランスに外注・発注する3つのデメリット
もちろんフリーランスに外注・発注することによるメリットだけではなく、デメリットも多く存在します。
事業戦略として、慎重に比較検討することが望ましいでしょう。

1.品質が相手によって左右される
納品された成果物やサービスが「思ったのと違う」ということもありえます。依頼するものがデザイン性のあるものや、創作要素が強い案件ほどミスマッチは発生しやすくなります。性格や仕事の進め方の相性が悪いこともあるでしょう。
2.業務量によっては頼みにくいことがある
フリーランスのような小規模事業者には、大型プロジェクトや膨大な作業が発生する仕事は依頼しにくいことがあります。体調不良やメンタルの状況によって同じクオリティを担保できなかったり、納期を遅れてしまう場合があります。
3.継続的な依頼ができない場合がある
高度なスキルや能力を持っている優秀なフリーランスや、突然の依頼でも柔軟に対応してくれるフリーランスは頼りになりますよね。ですが、「ぜひ次もお願いしたい」と思っても断られてしまうことがあります。
フリーランスで対応できる仕事量には限りがあるので、タイミングによって受けることができないことがあるからです。また、病気やケガなどトラブルが発生したときも代わりに対応してくれる人がいないため、働けなくなるという事態も考えられます。
外注・発注しやすい業種とは?
外注しやすい業種は以下が挙げられます。
- WEBサイト作成
- システム開発
- デザイン関係(名刺やチラシ作成など)
- 音楽・動画編集
- 司会・ナレーション
- 経営コンサルタント
- バックオフィス系(データ入力・経理関係)
- 士業系(税理士・社労士・行政書士など)
- 翻訳サービス
- セミナー講師
- 営業代行(飛び込み営業・テレアポ)
個人でも「プロのイラストレーターにチラシをデザインして貰う」など、気軽に外注できます。
自分では出来ないと足踏みしていた状況も簡単に解消できるでしょう。
どうやって依頼相手を探すのか?
では、フリーランスに外注したいと思った時、どのようにしてフリーランスを探せばよいのでしょうか。
様々な方法がありますが、大きく3つの方法にわけることができます。

知人や取引先からの紹介
仕事を依頼する側としても紹介は有効です。紹介してくれる人が「この人はちゃんとしている人なのか」をフィルタリングしてくれることがメリットです。
紹介して貰うには相手と仲が良い必要はありません。人は相手から頼まれると親近感が湧いてきます。紹介してもらう過程で関係が深まって行くのです。雑談の流れから聞いてみるのもよいでしょう。
クラウドソーシングやスキルシェアを利用する
仕事を頼みたい人と仕事を受注したい人をマッチングさせるサービスです。インターネット上で様々な人材と出会うことができます。依頼できる内容も多種多様で専門性の高い案件・クリエイティブな案件・家事代行…まで、様々な業種があります。
登録料や掲載料は無料というサービスがほとんどです。
掲載した依頼に対してクライアントから応募が来る場合があります。自分から相手にコンタクトを取る必要がありますが、自分の要望・理想に近い相手に出会うことができるでしょう。
エージェントサービス
エージェントが仕事を頼みたい人と仕事を受注したい人を結びつけてくれるサービスです。
依頼者と受注者にヒアリングした内容を元に、最適なフリーランスを紹介してくれます。相手を探す手間を省くことができるので、高スキルの人材を手堅く探したい人にオススメのサービスです。
ただし、エンジニアや技術者に限られることが多いようです。
フリーランス探しにオススメのサイト
新しい人材を探すためにインターネットを利用するのはわかったけれど、実際にどのサイトを利用すればよいか悩んでしまいますよね。
ここではフリーランス探しに役立つオススメのサイトを紹介しますので、是非参考にしてください。
クラウドワークス


日本最大とも言われるクラウドソーシングサイトがクラウドワークスです。全国78万社が利用しています。データ入力のような簡単作業、クリエイティブ系、高度なシステム開発など数百種類の仕事を依頼することができます。
発注するのが初めての方でも安心なCWコンシェルジュサービスでは、募集文面作成や予算にあった発注方法の提案を受けることができます。フリーランスの登録者数も多いのでマッチングしやすいでしょう。
ココナラ

ココナラはスキルシェアリングサービスのプラットフォームです。日本最大級の規模を誇っていて、ニッチなものでも依頼することができます。打合せから代金支払いまで、すべてのサービスがココナラのシステム上で行われるのが特徴です。
インターネットサービスに不慣れな人でも、ココナラ専用のコミュニケーションツールを使うので簡単に利用することができます。365日サポートを受けられる点も安心。「話し相手・愚痴聞き」「悩み相談」とプライベートな内容が充実しているのも特徴でしょう。
フリーランスに依頼してみよう
見積りを集めるには業務内容を明確にしなければなりません。とくにクラウドソーシングを通じて応募者を集めるためには重要です。
公開された業務内容を閲覧して、フリーランス側が応募するか?を検討します。業務内容が漠然としていると「この発注者は大丈夫かな…?」と嫌煙されてしまいます。
下記の内容は記載できるようにまとめておきましょう。
①会社名、部署、担当者名
部署や担当者名はメールやプラットフォームを通じて直接連絡を取り合っていると忘れてしまいがちです。状況によっては相手から会社に電話連絡がくる場合もあるので、基本事項はしっかり記載しましょう。
②具体的な依頼内容
もっとも重要な項目で具体性が求められます。例えば「システム開発」なら使用するプログラム言語、求めるスキル、経験も記載しなければなりません。想定される架空の人材をイメージするのがコツで「3年以上の実務経験がある」「週3日以上稼働可能」と具体的に指定するとミスマッチが防げます。
WEBサイトやイラストなどクリエイティブなものであれば、完成イメージを添付するのもよいでしょう。
③納期または取引期間
WEBライターならいつまでに記事を作成すればよいのか? コンサルティングの顧問契約なら数ヶ月か1年間のように納期や期間どうなのか? を明確にしなければなりません。とくに納品する場合ではボリューム感を正しく伝えるのも重要です。納期が短いと受注側にとって大きな負担になるので、単価も高くなる傾向があります。さらに技術的にも実現が難しく、納期に間に合わないリスクがあります。
④成果物の利用用途について
to C向けか?to B向けか?で納品仕様が変わることがあります。1回だけ使うのか? 長期にわたって何度も使うのか?でも工数は変わります。「季節感を出したデザインだと通年つかえない」といったことが起こるからです。
クリエイティブ系では自分の作風とのマッチングも考慮されるので、利用用途はできるだけ記載漏れが無いようにしましょう。また、無断で2次利用すると、製作者側とトラブルになる場合もあります。
⑤支払い方法
クラウドソーシングを利用する場合、支払いサイトは重要です。受注者側は資金繰りに余裕がない場合がほとんどなので、「大型案件や長期案件の場合は複数回に分割して支払う」というような配慮を見せると、良い人材が集まりやすいでしょう。
⑥所在地
受注者にとって支払いがされない事は大きなリスクです。発注者の所在地が分かれば、いざとなった時には訪問して話し合いができるので、発注者・受注者共に安心して業務を進められます。
見積りを依頼する
フリーランスに見積りを依頼すると、質問や提案をされることがあります。この過程で業務内容について擦り合わせをしていきます。
見積りは相見積をとるのが一般的です。複数の見積りを見較べることによって、額面の妥当性を確認することができます。
提出された見積りは総額だけではなく、内訳もチェックしましょう。「一式」とだけ書かれていた場合は内訳を求めて、どんな作業がされるか細かく見ていきます。不要な作業が含まれていれば削除し、不足や見落としがあれば追加を求めます。
依頼範囲を明確にすることで、お互いのトラブル防止にも繋がります。
発注書や業務委託契約書を取り交わす
正式に発注したことを示す発注書(受注書)を交付します。見積りはあくまで交渉の叩き台なので、取引成立を意味するものではありません。発注書は省略されることもありますが、用意したほうが安心です。
業務委託契約書は基本的なルールとトラブル時の処理方法をあらかじめ決めておくことで、スムーズな取引を実現します。
報酬や支払条件、知的財産の取扱い、再委託の可否、契約解除、損害賠償、禁止項目、管轄裁判所が主な項目です。業種や取引内容に適した、公正公平な内容にしましょう。
フリーランスの見極め方
依頼を出すと、「本当にこの人に頼んで大丈夫だろうか」「思ったよりもたくさんの応募が来て困った」という事もありえます。
そんな時はどのような観点でフリーランスを見極めたらよいのでしょうか?

条件とマッチングしているか
依頼のレベルが高くなるほどフリーランスの外注先は見つかりにくくなります。かといって、スキル不足の相手に依頼すると途中で依頼を放棄されることもあります。あらかじめポートフォリオや実績を確認したり、テストをして、力量を確認しましょう。
ビジネスマナーができているか
電話応対やメールでのやりとりが適切か確認しましょう。インターネットを通した場合、ビジネスマナーが欠けている人も一定数います。スキルがあっても、マナーに問題がある相手と契約をしてしまうとトラブルが起きやすいでしょう。問いかけに対する相手の反応に違和感があったら要注意です。
また、発注後も定期的な連絡を取りながら適正を確かめていきましょう。最初はお互いに探り探りなので話がかみ合わないことはありがちです。次第に改善されていくものですが、著しく困難な場合は次回の依頼はしない、という判断も必要になるでしょう。
法令を遵守しているか
法律・ルールを守れているか?は企業、個人問わず求められます。自社だけではなく、取引先も焦点となります。外注先の活動は見えにくいですが、インターネットから行政処分の有無など調べることはできます。
不安なことがあれば、検索エンジンに調べてみましょう。
また、誓約書を書いて貰うなどの対策も必要です。一定の公的資格や認証の取得、講習を受けたことを受注条件にすることも、品質を保つ上では有効でしょう。
セキュリティやプライバシーへの意識
フルリモートワークのようにインターネット上だけで完結するスタイルが増えていると同時に、社外秘の情報や個人情報漏洩の危険性も高まっています。ウイルスセキュリティソフトの使用確認、USB取扱いやクラウドサーバーの利用知識を問うテストを通して、リスクを避けるようにしましょう。

