「お休みのところ失礼します」は、ビジネスシーンにおいて勤務時間外や休日に連絡する際によく使われる表現です。休息時間を邪魔することへの謝罪とともに、緊急性の高い要件があることを伝えられます。
今回の記事では、「お休みのところ失礼します」の意味について詳しく解説します。ビジネスでの使い方や言い換え表現を例文を添えて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「お休みのところ失礼します」の意味

「お休みのところ失礼します」は、勤務時間外や休日などに連絡する際に適した表現です。休息中であるにも関わらず、何かを伝えたり、お願いしたりするときに使います。
相手に配慮していることを伝えつつ、申し訳ない気持ちを表現する言い回しです。「お休みのところ失礼します」を使うことで、ビジネスマナーに則ったコミュニケーションを行うことができます。
「お休みのところ失礼します」と「お休みのところすみません」の違い
「お休みのところ失礼します」と「お休みのところすみません」は、どちらも休息中の相手を配慮しつつ、謝罪の気持ちを表すフレーズです。大きな違いはないものの、「お休みのところすみません」よりも「お休みのところ失礼します」の方がやや丁寧な言い方と言えます。状況や相手との関係性を考慮して、適切な表現を使うことが大切です。
【場面別】「お休みのところ失礼します」の使い方・例文

「お休みのところ失礼します」は、ビジネスシーンにおいて相手の時間を尊重しつつ、こちらの要件を伝える際に役立つフレーズです。下記では、具体的な使い方・例文を場面別に紹介します。
緊急性の高い要件を伝える場合
本来であれば、勤務時間外や休日の連絡は控えるべきです。しかし、ビジネスシーンではどうしても連絡が必要なケースもあります。そのようなときに「お休みのところ失礼します」を使うことで、スムーズに要件を伝えられるようになります。
- お休みのところ失礼します。〇〇の件で至急ご対応いただきたく、ご確認をお願い申し上げます。
- お休みのところ失礼します。至急確認したい事項があり、ご連絡をいたしました。
緊急性が高く、急いでいる場合でも相手への配慮を忘れないことが大切です。
週明けまでに確認が必要な場合
緊急性はそこまで高くないものの、週明けまでに対応して欲しいケースもあります。期限まで少し余裕がある場合は、メールだけの連絡が望ましいです。期日が決まっているのであれば、明確に日程を文中に入れましょう。「〇月〇日までに確認をしたい」と書くことで、期日内に対応してもらいやすくなります。
- お休みのところ失礼します。〇〇の件について、週明け(〇月〇日)までに確認したいことがありご連絡を差し上げております。
ただし、勤務時間外・休日のメールは緊急性の高いものが一般的なので、必要以上に相手を急かさないようにすることも大切です。
連休中にビジネスメールを送る場合
連休中にビジネスメールを送る場合、連休明けまでに対応できれば良いので比較的期限に余裕があります。必要以上に急かさないように、正確な期日と要件を伝えましょう。
- お休みのところ失礼します。連休中に確認したい事項があり、ご連絡を差し上げております。大変恐縮ではございますが、お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。
休みが長い場合でも、休日中に連絡を取ることは避けましょう。やむを得ず連絡する際は、相手への配慮を忘れないようにすることが大切です。
「お休みのところ失礼します」を使うときのポイント

「お休みのところ失礼します」は相手を配慮する表現であり、使い方を誤ると相手に悪い印象を与えてしまう可能性があります。下記では、「お休みのところ失礼します」を使うときのポイントについて詳しく解説します。
メールを送る時間帯に配慮する
基本的には、勤務時間外や休日に仕事の連絡は避けるのがマナーです。しかし、事態が悪化する可能性がある場合は、迷わず連絡しましょう。ただし、早朝・深夜の連絡はなるべく避けるべきです。また、相手のスケジュールを把握している場合は、対応しやすい時間帯を選びましょう。
可能な限りメールで要件を伝える
電話は話している時間だけ、相手を拘束してしまいます。一方で、メールであれば都合が良いタイミングで読んだり、対応したりできます。そのため、勤務時間外や休日に仕事の連絡をする際は、可能な限りメールで要件を伝えましょう。
また、メールを送る際は件名を明記することも重要です。【至急】や【緊急】と件名に入れることで、急ぎ案件や問題が発生したことが相手に伝わりやすくなります。件名なしでメールを送ってしまうと、相手が見落としてしまう可能性があるため注意が必要です。
対応してもらえたら感謝の気持ちを述べる
休みの日であるにも関わらず仕事の対応をしてもらえた場合は、「お休みのところ、ご対応いただきありがとうございます」「お休みにも関わらず、早急な対応に感謝いたします」など、感謝の気持ちを伝えましょう。
夜遅い時間帯でなければ、その日のうちにお礼を述べるのが望ましいです。最後に「良い休日をお過ごしください」などの言葉を添えると、より丁寧な印象を与えられます。
また、休み明けに会社で顔を合わせたら、直接お詫びとお礼を伝えることも大切です。メールだけでなく、面と向かって気持ちを伝えることで、良好な関係を築きやすくなります。
「お休みのところ失礼します」の言い換え表現

「お休みのところ失礼します」には、いくつか言い換え表現があります。相手や状況に合わせて、適切な表現を選びましょう。
「お休みのところ失礼いたします」
「いたします」は「する」の謙譲語であり、「します」は「する」の丁寧語です。丁寧語は誰に対しても使えますが、謙譲語は自身がへりくだって相手を立てて敬意を表します。
- お休みのところ失礼いたします。急ぎの案件についてご確認させていただきたく、ご連絡いたしました。
- お休みのところ失礼いたします。明日の会議の準備に関して、急遽ご確認いただきたい事項がございます。
「お休みのところ失礼いたします」は、「お休みのところ失礼します」よりもやや丁寧な表現です。
「お休みのところ申し訳ございません」
「お休みのところ申し訳ございません」は、「お休みのところ失礼します」よりも謝罪のニュアンスが強い表現です。
- お休みのところ申し訳ございません。至急対応が必要な案件が発生しましたので、ご確認をお願い申し上げます。
- お休みのところ申し訳ございません。プロジェクトの進行に関する重要な変更があり、ご確認いただきたくご連絡いたしました。
親しい上司や先輩に対しては、「お休みのところすみません」という表現を使うことも可能です。
休日に連絡する際は「お休みのところ失礼します」を使おう
休日に仕事の連絡をする際は、相手の休息を尊重する姿勢でいることが重要です。「お休みのところ失礼します」という言葉を使うことで相手への配慮を表し、礼儀正しさを示すことができます。
これにより、相手に対する敬意を示しつつ、連絡内容に対する理解を得やすくなります。相手の時間を大切にする心遣いは、信頼関係を築くうえで不可欠です。勤務時間外に連絡する場合も「お休みのところ失礼します」という表現を使い、相手に丁寧な印象を与えましょう。

