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弊害とは?意味・使い方・例文や弊害と障害の違いは?

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何かにともなってリスクが発生することを「弊害が生じる」といいます。大きなプロジェクトを遂行するときや新しい施策を行うときなど、ビジネスでは大きな成果を得るためにリスクを負わなければならない場面もあるでしょう。「弊害」はマイナスのニュアンスを伝える言葉ですが、言い回しを工夫することで、相手の気分を損ねることなく意見を伝えられます。

この記事では、弊害の意味や言い換え表現などに触れながら、ビジネスシーンでの上手な使い方を例文付きで紹介します。弊害の伝え方を知りたい人や、マイナスの意見を印象よく伝える方法が知りたい人は参考にしてください。

ビジネスシーンで使われる「弊害」の意味は?言い方・例文

「弊害」とは、ある行いがきっかけで起こる悪影響のことです。たとえばある施策を行ったとき、顧客から大きな支持を得たものの、取引先との関係性が悪化してしまったとします。このとき「取引先との関係性悪化」は、施策の弊害ととらえられるでしょう。このように、ある行動などがもたらすリスクやデメリットを弊害とといいます。

「弊害」と「障害」の違いに注意

弊害と似た意味で使われやすい言葉に「障害」があります。どちらも不具合などを表す言葉ではあるものの、それぞれが表す具体的な意味は異なります。同義語ではないため、使い方に注意しましょう。

障害は「正常な進行を妨げるもの」という意味があります。弊害と異なるのは、必ずしもマイナスなニュアンスを含むわけではないことです。たとえば、目標を達成するまでに訪れる困難や、目的地までの道で遭遇した予想外の出来事などを障害ということもあります。障害はあくまでも「妨げるもの」という意味があり、障害物そのものに害はありません。

一方先述したように、弊害はある行動がきっかけで発生する悪影響を指します。目的とは違うマイナスの効果が表れてしまうことを指すため、薬の副作用をイメージするとわかりやすいかもしれません。意図的なものではなく、予期できない結果や避けられない不具合などを指すケースが多いでしょう。

「弊害」でよく使われる表現は?例文・言い回し

弊害という言葉でよく使われる表現は以下のとおりです。

  • 弊害を生む
  • 弊害が生じる
  • 弊害をもたらす
  • 弊害を伴う
  • 弊害を及ぼす
  • 弊害がある

弊害を生む・弊害が生じる

「弊害を生む」「弊害が生じる」の例文は以下のとおりです。

  1. 例文:予算削減によって、品質や顧客満足度の低下といった弊害が生じている
  2. 例文:不正行為の告発は、ブランドイメージを低下させる弊害を生んだ
  3. 例文:既存顧客の売上減少や、市場縮小などの弊害が生じています

弊害をもたらす

「弊害をもたらす」の例文は以下のとおりです。

  1. 例文:予算削減は、品質や顧客満足度の低下といった弊害をもたらしている
  2. 例文:不正行為の告発は、ブランドイメージを低下させる弊害をもたらした
  3. 例文:既存顧客の売上減少や、市場縮小などの弊害がもたらされます

弊害を伴う

「弊害を伴う」の例文は以下のとおりです。

  1. 例文:予算削減は、品質や顧客満足度の低下といった弊害を伴う
  2. 例文:不正行為の告発は、ブランドイメージを低下させる弊害を伴った
  3. 例文:既存顧客の売上減少や、市場縮小などの弊害が伴っています

弊害を及ぼす

「弊害を及ぼす」の例文は以下のとおりです。

  1. 例文:予算削減は、品質や顧客満足度の低下といった弊害を及ぼす可能性がある
  2. 例文:不正行為の告発によって、ブランドイメージ低下の弊害が及ぶことが予想される
  3. 例文:既存顧客の売上減少や、市場縮小などの弊害が及んでいます

「弊害」の言い換え表現・類義語はある?

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弊害の言い換え表現は、「悪影響を及ぼす」「リスクが生じる」「不利益を及ぼす」などが挙げられます。それぞれ相手に与える印象やニュアンスが異なるため、相手との関係性やシーンによって使い分けるとよいでしょう。

悪影響を及ぼす

「悪影響を及ぼす」とは相手や周囲に迷惑をかけたり、損害を与えたりすることです。弊害に比べるとやや直接的な言い方になるため、目上の方やお客様などに使うときは注意しましょう。また悪影響を及ぼすことをビジネスでは「ハレーション」ということもあります。

  1. 例文:これ以上残業時間が増えると、体に悪影響を及ぼしかねません
  2. 例文:私のミスが、取引先との関係性に悪影響を及ぼしてしまいました
  3. 例文:昨日発生したハレーションの対応は終わりそうにない

リスクが生じる

「リスクが生じる」とは、予想通りにものごとが進まない危険性があることです。ビジネスシーンでは不確実性の高い事象を包括的に「リスク」と呼びます。必ずしも「害があるもの」という意味ではありませんが、ある行動が不確実性を生み出す可能性があるときにも使える表現です。

  1. 例文:確認作業を怠ることで、リスクが生じるかもしれません
  2. 例文:レバレッジ効果を高めると損害額が増えるリスクを伴います
  3. 例文:リスクを減らすために、採用方針の見直しが必要だと考えます

不利益を及ぼす

「不利益を及ぼす」とは、金銭的な損失を被ったり損をしたりすることです。「損害」「損失」と言いたいとき、深刻なニュアンスを避けるために「不利益がある」と言い換えるケースも多くあります。行動や指針などが、マイナスの影響をもたらすことを強調したいときに使える表現です。

  1. 例文:コンプライアンスを軽視することは、自社に不利益を及ぼしかねません
  2. 例文:この提案は、自社にとって不利益なものだと思います
  3. 例文:お客様に不利益を及ぼすようなことはいたしません

「弊害」があると言いづらい…角の立たない伝え方・マナー

このように、弊害はマイナスなニュアンスを含む言葉です。「このプランは弊害を生んでしまうのでは」と思っても、そのまま伝えると言葉が強すぎたり、関係性をぎくしゃくさせてしまったりする可能性もあるでしょう。

以下では弊害を伝えるときに役立つ、伝え方のマナーを紹介します。もちろん意見を明確に伝えることも大切ですが、「相手が率直な意見を求めているかわからない」「相手の機嫌を損ねない伝え方が知りたい」という場合は取り入れてみてください。

重い話をするときは「詳細→結論」の順で話す

ビジネスで意見を伝えるときは、結論から話すのが一般的です。しかし、相手にショックを与える可能性がある話や重い話をするときは、詳細を話したあとに結論を伝えるのがよいでしょう。相手は詳細を聞きながら結論を予想できるため、ある程度心の準備ができた状態で本題にうつれるからです。

「サンドイッチ話法」でプラスの意見も織り交ぜて

「サンドイッチ話法」とは、マイナスの意見や改善点などを伝えるときに用いられる手法の1つです。「プラスの意見→マイナスの意見→プラスの意見」の順でフィードバックすることで、相手に与えるダメージを軽減できます。たとえば、最初に提示されたプランの魅力的な点を述べ、次に改善点と修正案を伝えると、相手は「一方的に提案が却下された」などと感じづらいでしょう。あまり多用しすぎると信頼関係が損なわれる可能性があるため、ここぞという場面やどうしても意見を伝えたいときなどに使うのがおすすめです。

伝え方を工夫してスムーズなコミュニケーションを

「弊害」とはある行動などが原因で、本来の目的ではない悪い影響が及んでしまうことです。マイナスの意味を持つ言葉であるからこそ、弊害を伝えるときは言い方・伝え方に注意を払うとよいでしょう。話す順番を工夫したり、プラスの意見を織り交ぜたりすることで、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。

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この記事を書いた人

太田 陽菜

フリーランスメディア編集部です。
インテリア雑誌の収集と散歩が趣味のフリーランスライター。アパレル企業に就職後、副業期間を経て独立。現在は郊外でひとり暮らしをしながら、大好きなインテリアや内装、住宅関連の記事を中心に幅広いジャンルを執筆している。
SEO記事だけでなくホームページの文章作成、プレスリリース、商品紹介文などWebの文章をあれこれと。
将来の夢は古民家をリノベーションした小さな平家で、植物を育てながらゆったりと暮らすこと。