厳しい暑さの夏は、部屋の温度も高くなります。エアコンがなければ快適に過ごせないほど気温が上がることは、もはや珍しくありません。そんな猛暑の中でも、少しの工夫で室内で快適に過ごすことができます。今回は、室内で快適に過ごすためのポイントや冷房効率を上げる方法を、おすすめの暑さ対策グッズとともにご紹介します。
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暑い時期に室内で快適に過ごすには

気温が高くなると、当然ながら室内の温度も上がります。環境によっては、屋外よりも室内の方が暑く感じることもあるでしょう。エアコンを使えば快適な室温に調整することができますが、エアコンを使う前にまず部屋で快適に過ごすためのポイントを押さえておきましょう。
室内の温度・湿度を下げる
暑いときに快適に過ごすために室内の温度を下げることは当然のことで、エアコンを使えば簡単に快適な室温を調整できます。しかし、室内の湿度が高いと室温そのものを下げても涼しさを感じにくく、いつまでも不快な環境になってしまいます。そのため、暑いときは室温とともに湿度も下げることが大切です。
エアコンを使っても湿度を下げることは可能ですが、エアコンを使用する前に湿度を下げたいときは除湿機を使うのが一般的です。その他には、吸湿機能を持つ素材を部屋に取り入れる方法もあります。例えば、夏に使われることが多いい草を使ったラグやカーペットは、自然の素材を活かした除湿方法の一つです。
換気をする
帰宅時に閉め切った部屋に入ると、日中に熱くこもった空気が溜まっており非常に気温も湿度も高く不快な経験をした方は多いのではないでしょうか。真夏の屋外に停めた車の中と同様に、夏の暑い日に閉め切った室内には熱い空気がこもり、室温を上げます。その状態でエアコンを使っても、すぐに気温は下がりません。
熱い空気がこもった室内では、エアコンを使う前にまず換気をしましょう。熱い空気を外に逃がすだけでも暑さが和らぎます。
暑さ対策グッズを使う
室内がどうしても暑くて耐えられない、エアコンがきくまで待てないという場合は、暑さ対策グッズを使うのも一つの方法です。冷却スプレーや保冷剤で直接体を冷やしたり、首を冷やせるネックリングを首に装着したりすると、一時的ではありますが涼しく感じられます。
就寝時に暑くて眠れないときは、接触冷感素材を使用した枕カバーや敷きパッドを使ってみるのもおすすめです。
冷房効率をアップするには

最近はエアコンなしでは暑すぎて危険な日が増えているので、夏はエアコンをつけっぱなしにしている方がほとんどではないでしょうか。エアコンを使っていれば室温が下がって快適に過ごせますが、電気代が気になる方は多いでしょう。そこで以下でご紹介する冷房効率を上げる方法を押さえていれば、電気代を節約しながら効果的にエアコンを使用できます。
扇風機で体感温度を下げる
部屋の中を涼しくするにはエアコンだけあればいい、と思う方は多いでしょうが、扇風機を併用すると涼しい風が直接当たるので、体感温度を下げられます。通常よりも高めの設定温度でも十分涼しく感じられるため、冷房効率がアップして節電効果も期待できます。
サーキュレーターを使う
サーキュレーターは扇風機と似たような見た目ですが、メイン機能は異なります。扇風機は広範囲に直接風を送って涼を取るのがメインであるのに対し、サーキュレーターは室内の空気を循環させるのがメイン機能です。扇風機でもある程度空気を循環できますが、サーキュレーターの方がピンポイントで風を送れるので空気を循環させやすい特徴があります。
そもそも、熱い空気は上に溜まり、冷たい空気は下に溜まる性質を持ちます。エアコンだけ使っていると室内の上下で温度差が発生するため空気を均一にすることは難しく、室温にムラが出やすくなります。サーキュレーターを使えば室内の空気をかき混ぜて均一にできるので、室温のムラをなくすことで冷房効率がアップします。
天然素材を取り入れる
天然素材は、夏に使われることが多い素材です。中でも、い草は湿度が高く蒸し暑い日本の夏に使うござや畳の素材として知られていますが、昔からよく使われている理由はい草が持つ吸湿・発散作用にあります。
い草を使ったラグやカーペットを敷くと、い草が持つ吸湿・発散作用が発揮され、室内の湿度を抑える効果が期待できます。また、い草はサラサラとした触感と消臭効果も持つので、湿度を抑えながら快適に過ごせる部屋づくりに最適な素材です。
日光を遮断する
室内の暑さの大きな原因の一つが、日光です。日光が入る部屋は明るく過ごしやすい反面、真夏の直射日光が多く入ると室温画が上がりやすく、冷房効率が悪くなってしまいます。特に南向きの部屋は直射日光が入る時間が長く室温が急上昇しやすいので、冷房効率を上げるには室温を調整するだけではなく日光対策も必要です。
そこで直射日光が入る窓にカーテンを取り付けると、日光からの熱を2~4割ほど抑えることが可能です。暑さ対策には、熱気を遮る機能を持つ遮熱カーテンや断熱カーテンがおすすめです。カーテンの他にも、日光を遮断できるブラインドやすだれを使用してもいいでしょう。
快適に過ごすために用意したい暑さ対策グッズ5選

暑い夏に室内で快適に過ごすためにはエアコンが必要不可欠ですが、できるだけ効率的に室内の温度を調整するには、冷房効率を上げることも欠かせません。ここまで解説した方法を踏まえて、夏の暑さ対策にぜひ取り入れたい暑さ対策グッズをご紹介します。
扇風機
暑さ対策でまず取り入れたいのが、扇風機です。単体でも涼を取るために使えるほか、エアコンと併用すれば涼しさがアップして節電にも効果的です。サーキュレーター代わりとしても使えるので、暑さ対策におすすめです。
サーキュレーター
冷房効率アップを優先したい方は、サーキュレーターを導入しましょう。室内の空気を効率的に循環できます。こちらのサーキュレーターは小型なので複数の部屋で使用したいときでも移動しやすく、首振り機能も搭載しているので部屋のすみずみまでムラなく空気を行き渡らせられます。
遮熱カーテン
直射日光が入ることで室温が上がりやすい部屋には、このような遮熱カーテンの使用がおすすめです。日中にカーテンを閉めると室内が暗くなるのでは、と思われがちですが、こちらのカーテンは断熱効果を発揮しながら94%の遮光率で光を和らげながら暗くなりにくい特徴を持ちます。断熱効果は42%あり、冷房はもちろん暖房効率アップも期待できるでしょう。
い草ラグ
吸湿機能を持つグッズの代表格であるい草を使ったラグです。このようなラグを敷くことで吸湿性能や防臭効果を発揮し、快適な室内にしてくれます。モダンなデザインなので洋室の床に敷くことも可能で、機能性に加えて部屋に夏らしさを演出できるアイテムです。
冷感スプレー
すぐに体を冷やしたいときに便利なアイテムが、体を冷やせる冷感スプレーです。服に直接スプレーするだけで瞬間的に冷たさを感じられるので、すぐに体を冷やしたいときに最適です。
暑さ対策をして夏を快適に過ごしましょう

猛暑日が年々増えている夏を快適に過ごすには、エアコンを使っている室内でも何かしらの工夫や暑さ対策が必要です。今回ご紹介した方法を参考に、過ごしやすい室内で夏を乗り切りましょう。
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