過呼吸の原因や症状、対処法とは-誰にでも起こる可能性がある?
仕事や学校での生活や将来的な漠然とした不安など、生活をしている上でさまざまな心配事を抱えることは誰にでもよくあることです。しかし、人によっては心配の度合いが強く、中には過度に心配してしまう「心配性」という状態になってしまうこともあります。
心配性の方は、以下の記事のように過呼吸を引き起こしやすいといわれることがあるため、過度な心配性は心の病気の可能性も考えられます。
そこで今回は、心配性の詳細や過度な心配で考えられる心の病気、改善方法を解説します。
心配性とは?

仕事やプライベートにかかわらず、さまざまな場面で心配をすることは、誰にでもよくあるごく普通のことです。人より心配しすぎてしまうことを「心配性」と呼ぶことがあり、こちらも通常は特に異常なことではなく、人の性格によるものだと考えられます。
心配性と「心配症」の違い
心配しすぎる状態のことを「心配症」と表記することがありますが、正確には「心配性」と「心配症」に明確な定義や違いはありません。
通常、心配性といわれる状態は変わったことではなく、ある事柄を心配することによって成功へつながる、ポジティブな考え方となる場合もあるものです。ところが、ありえないような事態を想定して過度に心配してしまうような状態は、心配性を超えた「心配症」と呼ばれることがあります。これは文字通り、病的な心配という意味で当てられることもある言葉です。
実際、心配性が強くなると日常生活に支障をきたすほど心配事が頭から離れなくなります。このような状態は、一般的な心配性を超えた心の病気の可能性があります。
過度な心配性は病気の可能性も

上記のように、ごく普通の心配を超えるほどの心配性は、何かしらの心の病気を疑った方がいいかもしれません。心配しすぎる症状が出る心の病気には、以下に上げる3種類があります。
社会不安障害(社交不安障害)
社会不安障害(社交不安障害)とは、大勢の人の前で注目を浴びる際、自分がどのように見えるか過剰に不安になり、強い恐怖を感じる病気です。「あがり症」と呼ばれることもある症状ですが、社会不安障害は不安感や恐怖感が強く、動悸や吐き気、震えなどの身体的症状が現れます。
社会不安障害の原因ははっきりしておらず、一説には神経伝達物質のバランスが崩れることによって起こるといわれます。単なるあがり症と軽視されて放置されがちですが、適切な治療をせずに放置してしまうと重症化する恐れがあります。
強迫性障害
強迫性障害は、ある考えが自分の意思に反して頭の中から離れず、その考えを払い除けられなくなり、払い除けるために同じ行動を何度も繰り返してしまう強迫行為が現れる病気です。
例えば、手の汚れが気になってしまい何十回も手を洗ってしまう、家の鍵をかけ忘れたと思い何度も自宅の玄関をチェックして遅刻してしまうなどが、典型的な強迫性障害の症状の特徴です。頭から離れない考えの内容によっては、周囲の人まで巻き込んだり外へ出られなくなったり、大きなストレスでうつ病を併発するケースも多いといわれます。
パニック障害
パニック障害は、何の前触れもなく突然、動悸やめまい、呼吸困難などのパニック発作を繰り返す病気です。心配性とは異なる病気と考えられる病気ではありますが、パニック障害では体には特に異常がみられないにもかかわらず、発作を起こした本人にとっては命の危険を感じるほどの苦しいパニック発作が出ます。いつまたこのような症状が出るのかという強い不安や心配を感じてしまうため、過度な心配という意味では心配性の症状が含まれます。
パニック発作そのものは数分~数十分程度で収まりますが、命の危険を感じるほどの症状が再発することに対する恐怖につながる「予期不安」が出るのも、パニック障害の症状の1つです。さらに、過去にパニック発作を起こした場所で再発を起こす不安や恐怖から外出そのものが怖くなり、外へ出られなくなるなど日常生活に支障をきたす「広場恐怖症」という症状が出ることもあります。
心配性を改善するには

ごく軽い程度の心配であれば特に治療は必要ありませんが、心配しすぎてしまう場合は自分でできる方法である程度改善が見込めます。過度な心配を感じ、前述の心の病気の可能性がある場合は、治療を受けることで改善が可能です。心の病気の多くは治療で症状の改善が期待できるので、あまりにも強い心配を感じるときは以下の方法で改善を目指しましょう。
ポジティブ思考を持つ
人は成功よりも失敗することに対して心配することが多く、心配性の方は心配事をネガティブに考えがちです。ネガティブな考えを続けているとどんどん心配は大きくなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。そこで、心配するだけではなく成功することや前向きな気持ちになることを意識するポジティブ思考を持ってみましょう。成功できるイメージを持っていれば心配しすぎることを防ぎ、落ち着きを取り戻しやすくなります。
心配なことを可視化する
心配や不安は、目に見えない状態の方がこの先どのようになるか見通しづらく、心配も強くなってしまいます。あまりにも心配する気持ちが強いときは、なぜ自分がこれほど心配しているのかを紙に書き出してみましょう。心配事を紙に書いて可視化するだけでも心配事が明確になりやすく、書き出してみるとそれほど心配することでもないことも明らかになるかもしれません。
書き出した心配事に優先順位をつけて解決していくと、心に感じている負担を軽くできるでしょう。
心療内科または精神科を受診する
ここまでご紹介した方法は自分でできる改善方法ですが、それでも心配事が続いてネガティブに考えてしまう、日常生活に支障をきたしてしまう場合は、心療内科や精神科を受診することをおすすめします。心配性は単なる心配しすぎというだけではなく、前述の心の病気の可能性があるからです。
もし心の病気が疑われる場合、早い段階で治療を受けることで重症化を防ぎ、改善が期待できます。自分ではどうしようもない心配が続くときは、専門医の診断を受けてみましょう。
心の悩みを相談する
心配事は一人きりで抱えがちで、誰にも相談できず心配ばかりが増していくことが多いものです。かといって、心療内科や精神科の受診は躊躇してしまうという場合は、まず誰かに相談をしてみましょう。
周囲に心の悩みを相談できる人がいない方は、オンラインで利用できるカウンセラーを利用してみるのも1つの方法です。スキルの受発注ができるスキルシェアサイトフリーランスワーカー.jpには、さまざまな心の悩みに対応可能なカウンセラーがスキルを出品しています。心配性の方の悩みや相談を受け付けているカウンセラーも利用でき、話を聞いてもらうだけでも可能なので、利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
程度の差はありますが、誰でも何かしらの心配事を抱えているものです。しかし、心配事の程度が強すぎると日常生活に支障をきたす、心の病気が疑われることもあります。
しんどいと感じるほど心配してしまう、心配事がなかなか頭から離れないときは、今回ご紹介した改善方法を実践し、それでも改善しない場合はカウンセリングを受けてみたり、専門医を受診したりすることを検討してみましょう。

