こんにちは。フリーランスメディアのまるりんです。
若者言葉で最近よく耳にする「〇〇ってわけじゃないんですけど、〇〇なんですよ」という否定した後にやんわりと本音を伝える話し方について、普段気になっている方が多いんじゃないでしょうか?
この記事では「〇〇ってわけじゃないんですけど、〇〇なんですよ」という話し方について無駄に深掘りしていきます。
違和感の答えはコレ!
まず結論からお話しすると、日本語の使い方・文法としてはOKです。
「〇〇ってわけじゃないんですけど、〇〇なんですよ」は「二重否定」という文法で間違った使い方ではありません。
しかし、違和感があるのは何故なのか?というと、下記が可能性として挙げられます。
- 最近、頻繁に耳にするようになった(以前は使われていなかったのに…)
- 若者が丁寧な話し方だと思ってよく使っている(日本語の文法は合ってる!?)
- まどろっこしい言い方に聞こえる(つまりどういう意味!?)
- 二重否定かと思ってよくよく聞いてみたら、二重否定になっていない
順番に更に深掘りしていきましょう。
頻繁に耳にするようになった背景

いつから使われてる?なぜ頻繁に耳にするようになったのか?調べたい!
こういう時に私がよく使うのがGoogleトレンドです。
Googleトレンドとは、検索エンジンのGoogleで検索されている検索数(ボリューム)を調べることができるので、いつ頃からよく使われているのか?を調べることができます。
これはマーケティングで市場調査をする時にも使える、とても便利なツールです。
それでは早速検索してみましょう。

過去5年で調べてみます。

このグラフを見ると、2020年の12月ごろから「○○というわけではないんですけど」という言葉が使われだしています。
2020年12月というと、新型コロナの変異種が発見されて感染者が膨大に増えていて、社会全体で閉塞感が高まっている時期でした。
時代背景を考えると、何かを断定して言い放つことが怖かった・はっきりと伝えることが怖かった時期ではないでしょうか?
リアルでもSNSでも、自分の価値観が少しでも違うと周りの人がすぐに否定してくるような風潮になっていたと思います。
我が国の菅首相も慎重に発言を選び過ぎて、ノラリクラリとうやむやにしているなぁ〜と感じる方が多かったのではないでしょうか。
「コロナなんて関係ないじゃん、私たちパーティーしてお酒飲んでまーす♪」なんて言おうものなら「非常識だ!」「お前たちみたいなやつがいるから感染者が増えるんだ!」という感じにすぐに怒られてしまうから、段々と発言自体が萎縮してきたのかもしれません。
若者が丁寧な話し方だと思ってよく使っている

「○○というわけではないんですけど」という使い方は前述した通り、発言の萎縮が原因と思われます。
それでは、何故使いやすいのか文法で紐解いていきましょう。
まず、○○というわけではないんですけど は日本語の文法では二重否定という表現になります。
例:お菓子が嫌いってわけではないんですけど、マカロンは好きですね。
この場合だと
「お菓子が嫌い」→否定
「わけではない」→否定
否定+否定=「お菓子が好き」肯定
つまり、謙遜しているように聞こえる二重否定は本音が伝わりにくい言い方になるので、閉塞感がある日本では若者に好まれて使われているのかもしれません。
まどろっこしい言い方に聞こえる
二重否定は謙遜して本音がわかりにく話し方です。
人によっては「えっ?つまりどういうこと?」と、戸惑うかたもいるでしょう。
普段、友達同士で話す分には二重否定はOKですが、ビジネスシーン(社内・上司に対して)ではハッキリとした結論や主張を話す方が好ましいので、できるだけ二重否定は使用しない方が良いでしょう。
特に社外の人に対して商談の際やプレゼン・ピッチの時には相手に短い時間でハッキリと伝える必要があるため、二重否定はNGです。
二重否定になっていないパターン

「〇〇ってわけじゃないんですけど、〇〇なんですよ」という使い方は日本語の文法としてOKです。
しかし、二重否定っぽい言い方なのに二重否定になってない場合はおかしな日本語になってしまうので要注意です。
実は、いま若者の間で流行っている二重否定は、この言い方なんです!
例:甘党ってわけじゃないですけど、マカロンは好きですね。
この場合だと
「甘党じゃない」→否定
「マカロンは好き」→肯定
肯定+否定=お菓子が好き
例:ヒーローってわけじゃないんですけど、守りたくなっちゃいますね
この場合だと
「ヒーローってわけじゃない」→否定
「守りたい」→肯定
否定+肯定=守りたい
この例文のように、二重否定っぽい話し方なのに、一方は肯定して、一方は否定してしまうパターンだと、聞いてる相手は一瞬「えっ?どういうこと?」と戸惑ってしまいます。これは文法上NGとなります。
しかし、「マカロンは好きですね」と締めくくってしまえば会話の雰囲気で「この人は甘いものが好きなんだな」と理解することは可能ではあります。
文法上はNGですが、最近はこのような使い方をしている方が増えすぎて、むしろ常識が変わってきているのかもしれません。注意すべきことは、友達同士で砕けた話し方をする分には問題ないですが、ビジネスシーンでは日本語の使い方がおかしいと地雷を踏んでしまう場合があるので、使用しない方が良いでしょう。
日本語の文法をマスターしたら副業もできる!

二重否定など文法をマスターしてくると、TPOに合わせた適した文章が書けるようになります。
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