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7月の行事・歳時記- 風物詩や行事- 七夕・海の日など

日本には、季節を感じられる行事や風物詩が多数あります。夏にも、季節感を実感できる行事や風物詩がたくさんあり、夏の思い出とリンクしている方も多いでしょう。そこで今回は、7月に行われる行事や夏らしい風物詩についてご紹介します。

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7月の行事

7月の行事には、夏を迎えるための準備としての行事や夏の暑さに対抗するために行われる行事などがあります。

七夕

7月7日の七夕は、夏を代表するイベントとして日本中で親しまれています。

そもそも七夕とは、桃の節句や端午の節句と同じ五節句の一つで、天の川を挟んで引き離された織姫と彦星が年に一度会える日、という話がよく知られています。七夕は古くから中国に伝わる祭りで、それが奈良時代に日本に伝わり、夏の行事となりました。

願い事を書いた短冊を笹の葉に吊るすのが七夕の定番で、七夕の時期は吹き流しとともに短冊がたくさん吊り下げられた笹の葉を目にする機会が多くなります。

なお、一般的な七夕は7月7日ですが、北海道や東北地方の一部では旧暦の七夕、つまり8月に七夕が開催されています。

海の日

海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う国民の祝日として、毎年第3月曜日が海の日に定められています。以前、海の日は7月20日に固定されていました。しかし2003年に改正された祝日法で、日付との結びつきが弱い祝日を月曜に異動させるハッピーマンデー制度により、移動祝日となりました。

海の日は、各地で海開きなどの海にまつわるイベントが多数開催されます。必ず3連休となるので、海のレジャーに最適な日となるでしょう。

土用の丑の日

土用の丑の日は夏だけだと思われがちですが、「土用」とは季節の移り変わりを示す雑節の一つで、それぞれ二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を指します。そして「丑の日」とは、日付を十二支に当てはめて数えた際に「丑」に当たる日で、「土用の丑の日」とは土用18日間の間にある丑の日となります。つまり、土用の丑の日は年に複数回存在するのです。

年に何回もある土用の丑の日の中で、なぜ夏の土用の丑の日だけがクローズアップされるのかというと、暑さで体調を崩しやすい時期という理由があります。暑い日が続く夏は体力が落ちやすく、体調を崩しがちです。そのため、夏バテ予防のために夏にうなぎを食べる習慣ができました。そして、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が生まれたのは江戸時代にさかのぼります。夏にあまり売れないうなぎを宣伝するために平賀源内が貼り紙を出したのが由来という説が知られており、以来夏バテ予防のために土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が現在でも続いています。

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小暑・大暑

小暑と大暑は、いずれも二十四節気の一つです。小暑はだんだんと暑くなってくる時期、大暑は夏真っ盛りで1年農地で最も暑い時期を指します。夏に出す暑中見舞いは、小暑の時期から8月上旬の立秋までの間に出すものです。大暑の後が秋の訪れを示す立秋となりますが、近年は気候変動などにより必ずしも大暑の時期が1年で最も暑い時期とはならないのが現状です。

小暑と大暑は時期が毎年若干変動し、2024年は小暑が7月6日、大暑が7月22日です。

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半夏生

半夏生も土用と同じ雑節の一つで、夏至から11日目を指します。梅雨が終わるこの時期までに田植えを終わらせることが良いとされることから、関西地方の農家では半夏生に豊作を祈るためにタコを食べる風習があります。これは、タコの足のように農作物がしっかりと根を張って育つことを祈ることからきています。

7月の風物詩

7月には、時期に合わせた行事に加えてさまざまな夏を感じられる風物詩もあります。

浴衣

夏の行事やイベントのときに着る機会が増えるのが、肌の上に着用する夏用の和装である浴衣です。夏以外に着る機会はほとんどないので、夏の外出時は浴衣を着て出かけたい方も多いのではないでしょうか。

浴衣は元々、平安時代の貴族が蒸し風呂に入るために着用していたもので、外出用の衣類ではありませんでした。安土桃山時代になると、入浴後の体の水分を吸収させるためのバスローブのような用途に変わり、江戸時代に庶民に普及すると外出着として着用されるようになりました。

近年はカラフルでデザイン性の高い浴衣が登場し、老若男女問わず着られる伝統的な夏のファッションアイテムとして若い世代にも人気を集めています。

花火

夏の風物詩の代表ともいえるのが、花火です。海外では新年を迎えるときに花火を打ち上げることが多く、日本でも夏以外の時期に花火を見る機会が増えてきましたが、日本各地で花火大会が開催されるのは主に夏です。花火大会に限らず、家庭で手持ちの花火や家庭用打ち上げ花火を楽しんだ経験を持つ方は多いでしょう。

日本で行われる花火大会は、江戸時代に飢饉や疫病の流行による死者の慰霊や悪疫退散という意味を込めて行われていたのが由来です。また、蒸し暑い夏に夜風に当たって涼む夕涼みの文化とともに、夏の花火大会が定番化されたことから、花火大会が日本の夏の風物詩となっています。

海開き・山開き

海開きとは、海水浴場が開設される日のことです。海開きの日は、シーズン中の安全祈願が執り行われます。温暖な沖縄では3月頃、小笠原諸島の父島では元日など、一部の地域では夏より前に海開きを行うことがありますが、一般的には7月上旬から行われ、前述の海の日に行われる海水浴場が多くあります。

山開きは、それぞれの山で登山が許される日です。山は古くから信仰の対象でかつては限られた人しか入山が許されていなかったため、入山を許可するために行われていた儀式が、山開きの由来といわれます。現在では、安全面を考慮して入山時期を決めて山開きが行われています。

なお、日本を代表する山である富士山の山開きは山梨県側が7月1日頃、静岡県側が7月10日頃と、登山ルートによって異なるのが特徴です。

夏祭り

浴衣を着て出かけるイベントといえば、花火大会とともに夏祭りも欠かせません。夏祭りは7~8月頃に開催されるお祭りの総称で、元々夏祭りには夏に増える害虫や台風による農作物への被害がなくなるように、という意味が込められています。

地域によって夏祭りで行われる内容が異なりますが、代表的なイベントはお神輿や盆踊りです。盆踊りは文字通りお盆に帰ってきたご先祖様の魂を迎えるための儀式とされていますが、お盆に限らず7月から行われることが少なくありません。

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風鈴・扇子

風鈴は、音が聞こえる範囲を邪気や災いから守ってくれるといわれる「風鐸(ふうたく)」が起源といわれ、かつてはお寺の四隅に吊り下げられていたものです。平安時代になり、貴族が魔除けとして自宅の軒先に吊るすようになったものが、風鈴となりました。ガラスが風に揺れてぶつかり合う音は涼やかで、聞いているだけで涼しさを感じられます。

扇子は平安時代から使用されている、涼を取るためのアイテムです。うちわよりもコンパクトに持ち運べるため、現在も広く使用されています。

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伝統的な行事や風物詩で夏を感じましょう

夏の行事や風物詩に子供の頃から親しんでいる方は、夏を楽しむ方法としてごく自然にこれらを取り入れているのではないでしょうか。猛暑が続いていると、暑い夏を過ごすこと自体が憂うつになりがちですが、夏ならではの行事や風物詩で夏を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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