※当メディアには広告が含まれています

上から目線になる原因とは?特徴や対処法、治し方

心のお悩みやストレス・困ったらプロに相談

人を見下す、偉そうな言動ばかりという「上から目線」の人は、コミュニケーションを取るのが難しく、会話をしていても不快感を感じることが多いのであまり関わりたくないものですが、仕事上関わらなければならないこともあるでしょう。または、上から目線の人の特徴を知り「もしかしたら自分が上から目線なのでは」と感じる方もいるかもしれません。

そこで今回は、上から目線の人の特徴や原因、対処法に加えて、自分が上から目線の言動をしている場合の改善方法についてご紹介します。

上から目線とは?

心のお悩みやストレス・困ったらプロに相談

「上から目線」とは文字通り、他人に対して上からものを見るような言動をすることです。具体的には偉そうな態度を取る、見下すような言動をすることに対して言います。有益な助言やアドバイスであれば上から目線と取られることはほぼありませんが、受け取る側が言動に対して不快感や違和感などネガティブな印象を感じた場合は、上から目線と取れるでしょう。

立場が上の人が部下などに対して行うだけではなく、同等の立場の人に対しても上から目線の言動をする人もいます。

上から目線の人に共通する特徴

上から目線の人には、共通する特徴があります。多くの特徴が挙げられますが、以下ではその中でもよく見られる主な特徴をご紹介します。

・競争心が強い
・自慢が多い
・自分を基準に物事を判断する
・態度が横柄
・自分を中心に話題を進めがち

第三者から見ると、上から目線の態度を取っている人にはさまざまな共通点があることに気づくでしょう。しかし、自分がこのような言動を取っていると意識していない人の場合、無意識に他人に対して上から目線になっていることにも気づきにくくなってしまいます。

上から目線になってしまう原因

なぜ上から目線の態度を取ってしまうのか、その原因は主に以下の3点が挙げられます。

相手を信用していないから

上から目線の人は、相手を信用していない傾向があります。競争心が強く、周囲よりも自分が優位に立ちたい、見下されたくないという気持ちが強いため、人と信頼関係を築くのが難しくなってしまうのです。コミュニケーションを取るのも苦手になってしまいがちなので、人を信用できなくなってしまうことが、上から目線になる第一の原因です。

自分の方が正しい、優れていると思っているから

自分の言動がすべて正しく、優れていると思っている人は、どうしても自分の意見や価値観を他人に押し付けがちです。正しければ何をしてもよい、つまり正しい自分が行うことは正しいと思ってしまうので、自分が上で相手が下、という意識が横柄な態度に現れてしまいます。

自分が上から目線だと思っていないから

上から目線の人の特徴でも述べましたが、そもそも自分自身が上から目線の言動をしていると気づいていない人も、実は多いのです。他人から見ると上から目線としか思えない言動をしていても、当の本人はこれが普通だと考えています。このようなケースでは周囲とのコミュニケーションが取りにくく、もし上司がこのような人物である場合、上から目線で横柄な人という印象を受けることが多いでしょう。

上から目線の人への対処法

上から目線の人に対して、直接その横柄な言動を改善するように、と指摘できる人は少ないのではないでしょうか。特に、上司などの目上の人が上から目線では、改善を促すことはほぼ困難です。上から目線の人が周囲にいる場合は、まず自分の対処法から実践してみましょう。

相手の言うことは聞き流す

自慢や否定が多い上から目線の人の言葉は、聞いているだけでイライラしてしまいがちです。競争心が強く自分が基準という考えの人が多いので、いちいち反応して反論したり怒ったりすると、さらに言い返されてますます話が長くなってしまいます。

そんなときは、上から目線の人が話す言葉は聞き流しましょう。返事や相槌を打ちながら話半分程度で聞き流してスルーするだけでも不快感が減り、イライラの原因も減らせます。

同僚や部下、後輩には遠回しに伝えてみる

目上の人に対して「上から目線ですよ」などと指摘できる人は少ないでしょう。しかし同僚や後輩、部下であれば、難易度は低くないものの直接伝えられることもあります。

上から目線になっていることを本人に直接伝える際のポイントは、直接的ではなくあくまでもやんわりと遠回しに伝えることです。上から目線の言葉を投げかけられた際は、「それはどういう意味?」と聞き返してみる、または「あまり良い印象ではないから気をつけた方がいい」と伝えて、改善を促してみましょう。

あえて話に乗って褒める

人の上に立ちたいと考える上から目線の人は、褒められることを好みます。もし話を聞き流しているだけで状況が改善しない場合は、あえて話に乗って褒めてみるのも1つの手段です。上から目線の人は褒められることで優越感に浸れて自尊心を満たせるので、満足感も得られます。反論されるわけではないので、言い返されて状況が悪化することもないでしょう。

上から目線を改善する方法

上記は上から目線の人に対処するための方法でしたが、前述の上から目線の人の特徴から、「もしかして自分は上から目線で人と接しているのでは」と自覚する方がいるかもしれません。これをなかなか気づけないからこそ上から目線になってしまうものなのですが、もし自分自身が上から目線のような言動をしていると自覚したら、以下の3つの改善ポイントを意識してみましょう。

相手のことを考えて行動や発言をする

コミュニケーションをする際の基本ともいえることですが、話をしている相手のことを考えながら行動や発言を行いましょう。上から目線は相手の気持ちを考えない、寄り添えていないことで起こることでもあります。これから話すことを他人から言われたら自分はどう感じるかを想像し、嫌な気持ちになったり傷ついたりしないかをまず考えてみましょう。

謙虚な姿勢を心がける

特に後輩や部下など、立場が下の人に対して無意識に横柄な言動をしていないでしょうか。たとえ自分の方が立場が上で、正しいことを話していたとしても、見下した態度は好ましくありません。

また、自分が正しいと思う傾向があることから、上から目線の人は正論を述べていれば何をしてもいいと考える傾向があります。しかし、当然ながら人の考えは十人十色で、場合によっては自分が考えていることが他人にとっては正しくないこともあることを認識しておくべきです。自分の考えを推し進めるのではなく、一人ひとりの異なる考えを尊重して謙虚な姿勢でコミュニケーションを取ることを心がけましょう。

決めつけや命令、断定を避ける

自分が正しいと考える自信家が多い上から目線の人は、決めつけや命令、断定的な言葉が多くなります。命令口調は強い口調になりやすく、決めつけや断定は相手の考えを尊重していないと思われてしまいます。そのため、相手の考えや意思、意見を尊重しつつ、決めつけや命令、断定を避けて話すことが求められます。

無意識に話し方がキツくなり、上から目線と思われることもあるかもしれません。そのようなときは、言葉を柔らかくするために「悪いけれど~」などのクッション言葉を挟む、「◯◯できる?」「◯◯をどう思う?」などの疑問形を使うのがポイントです。言い切ることが少なくなるので印象が柔らかくなり、コミュニケーションをスムーズに進めやすくなるでしょう。

まとめ

上から目線の人には共通する特徴が多く、自分が正しく自分中心に物事を考えてしまうなどの原因で、見下したり偉そうな態度を取ったりするのが問題です。そんな人と関わらなければならないときは、適切な対処法を取ることでイライラを避けてコミュニケーションを取りやすくなります。自分が上から目線かも、という場合も、改善方法を意識するだけでもやり取りが良い方向に進めやすくなるでしょう。今回ご紹介した情報を参考にして、人とのコミュニケーション方法を見直してみてはいかがでしょうか。

※当メディアには広告が含まれています

この記事を書いた人

Iku

フリーランスメディア編集部。
歴10年以上のWebライター。

在宅ライターの副業をきっかけに、専業ライターとして開業。
主にコラム記事、ニュース記事を執筆。

パソコンとネット回線さえあればどこでも仕事ができる環境を活かし、コロナ前は1年の半分を海外で、現在は日本国内のどこかと自宅を行ったりきたりの生活をしながら自由に働いています。

趣味は旅行、音楽フェス・コンサート。