フリーランスになったものの、なかなか案件が獲得できず困っている方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、フリーランス向けのエージェントサービス、クラウドテックについてご紹介します。
これから独立したい方や、すでにフリーランスとして活動しており新規案件を探している方は、ぜひご覧ください。
フリーランスの案件獲得方法
そもそもフリーランスとして案件を獲得するには、どのような方法があるのか、主な4種類をまとめました。

クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、企業や個人が不特定多数に対して、ネットを通じて業務を発注する方法です。群衆を意味す路crowdと、調達を意味するsoucingから成り立っています。クラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシングのサイトで取り扱いがある案件は、プログラミングやWeb制作、ライティング、カメラマン、デザイン、動画編集などがメインです。その他にも、簡単なデータ入力やアンケート、翻訳など、様々な種類があります。
フリーランスがクラウドソーシングを利用するメリットは、未経験でも受注できる案件が複数あることです。独立したはいいものの仕事がないという状態から、少しずつ経験を積むことができます。また、スポットで採用されることが多いので、1社だけで長時間を拘束されることがなく、複数案件を獲得しやすい点も魅力です。さらに、オンラインでのやり取りがメインとなるため、働く場所や時間は自由で、フリーランスを目指しつつ会社員をしながら副業として働くといったこともできます。
一方で、相場が安く1つの案件で生活を成り立たせるのが難しいといえます。2~3個をかけもつことで生活費を稼げるケースも多く、常に締め切りやタスクに追われることも。また、クラウドソーシングを使うのが初めてもしくはあまり慣れていない発注主だと、契約や報酬の面でトラブルが起きることもあります。直接会って話すよりZoomなどのオンラインビデオツールかSlackなどのチャットでのコミュニケーションがメインとなるため、意思の疎通が上手くできなかったり齟齬が発生したりといったケースも多いです。
求人サイト
正社員やアルバイトなどと同様、フリーランス求人サイトを通じて案件を獲得することもあります。フリーランス限定のサイトではなく、indeedや求人ボックスといったサイトから検索可能です。「エンジニア 業務委託」や「デザイン フリーランス」といったキーワードで検索することで、フリーランス向けの案件が表示されます。サイトによっては働き方を選ぶ枠で業務委託やフリーランスなどが選択できることもあります。
メリットは、これまでこうした求人サイトを使ったことがある方は多いので、使い慣れていることです。新しく何かを登録したり、使い方を覚えたりといった手間が減らせます。また、フリーランスをしながら正社員としての進路も考えている方は、両方の案件をチェックできるので効率的です。
しかし、基本的には正社員や派遣社員、アルバイトといった雇用契約を結ぶ形態の案件がメインとなっています。クラウドソーシングやエージェントなどと並行しながら使った方が、素早く自分に合った案件を見つけられるでしょう。
紹介・直接依頼
フリーランスとして実績を積んでいくと、クライアントから別の案件を紹介されることがあります。発注元が大企業や中堅企業の場合、別の部署の案件や同部署の別のチームの仕事を振られ、そのまま参画することは珍しくありません。また、小規模企業や個人事業主の方からの発注であれば、つながりのある別の会社で人を探しているという話があり、紹介に至るということも。
紹介の場合は自分のスキルや人となりが相手にわかってもらえている状態での発注となるので、コミュニケーション不足によるすれ違いや、求めるレベル感の違いなどによって失敗するケースが少ないです。一方で、紹介された先で上手くいかないと紹介元に対してネガティブなイメージを与えてしまうリスクがあります。
また、フリーランスとして個人をブランディングしていくと、企業から直接依頼をもらうケースがあります。例えばTwitterやInstagramなどのSNSから問い合わせがあり、仕事がもらえます。この場合、SNSにポートフォリオを載せておくと問い合わせが来やすいでしょう。
エージェント
エージェントは、案件探しや営業活動、先方との交渉や契約などを代行してもらう方法です。場合によっては面談練習やポートフォリオ作りをサポートしてもらったり、請求書発行をお願いできたりします。稼働時間や場所、報酬など自分の希望を伝え、それにあった案件を紹介してもらえます。
個人ではなかなかアクセスできない大企業の案件や高単価の案件、長期継続する案件を紹介してもらいやすい点は大きなメリットです。また、個別に営業する必要がなくなるため、自分の仕事に集中することができます。エージェントを使っている時点で発注側も意欲が高いため、「いつか、タイミングが合えば」といったような受注確度の低い話に振り回されることもありません。
一方で、手数料が発生するケースがある点はデメリットでしょう。また、エージェントに登録したからといってすぐにぴったりの案件が紹介されるとは限りません。連絡がほとんど来なかったり、自分には合わない案件ばかり紹介されて無駄な時間を取られたりすることもあります。
クラウドテックとは
クラウドテックとは、株式会社クラウドワークスが展開しているフリーランス向けのエージェントマッチングサービスです。サービスをスタートして以来リモートワークの案件に注力しており、利用者の88%がリモートワークで働いています。また、週3~4日の案件が多く、複数の仕事をかけ持ちたいフリーランスにぴったりです。副業として土日メインで稼働できる案件もありますが、基本的には平日の日中に稼働する案件が多いです。

もともとクラウドソーシングのサイトであるクラウドワークスを運営していた関係で、顧客が多く案件数も豊富です。登録者数は72万社を超え、様々な仕事を紹介しています。特徴は、90%という圧倒的な継続率。ここまで続けられる方が多いのは、企業には直接言いにくい報酬の交渉や働き方への不安などをエージェントが丁寧にヒアリングし、交渉をしてくれるためです。フリーランスの働きやすさについてノウハウのある担当者がついてくれるので、独立したての方も安心して相談できます。
また、案件の提案から契約の締結まで、すべてオンラインで完了します。案件が始まってからの勤怠管理もサイト上で手続きできるため、わざわざ出社する必要はありません。
手数料・利用料金
クラウドテックに利用料金はかかりません。案件を発注する企業側が手数料を支払う仕組みになっているため、フリーランス側は初期費用や、月額料など一切払うことなく利用できます。
利用方法
利用を開始するには、まず登録が必要です。氏名や職業などを入力して、会員登録してください。次にエージェントが企業にあなたを推薦するための資料となる、ポートフォリオを登録します。この時、職務履歴書も作成してください。ポートフォリオを作ったことがない方は、エージェントに相談してどのようなものを準備すればいいか聞いてみましょう。
次に、サイトをチェックして気になる仕事に応募します。応募時には自分のどんなスキルが案件で活かせるかを書きましょう。また、エージェント側から連絡がありあなたにぴったりのお仕事を紹介されることも。この場合、内容を見て興味があればその旨を伝え、書類を先方に送ってもらいましょう。
書類選考に通ったら、面談となります。当日はエージェントの方も参加していただけるため、安心です。企業側から案件内容の詳細を説明してもらい、フリーランス側もこれまでの経歴や案件で活かせるノウハウについて話します。お互いに質問をして気になることをクリアにしたら面談は終了です。
企業側とフリーランス側、両方の合意が得られれば案件が決定となります。報酬や稼働時間など契約内容について疑問があればエージェントに質問できますし、稼働が始まってからも相談にのってもらえます。サービスに登録してから案件が決まるまでの時間は、平均2週間~1か月程度です。
口コミ
クラウドテックに関する口コミをご紹介します。
・納得のいく報酬で、自分のスキルを活かせる案件を探していました。クラウドテックは担当者が頻繁に連絡をくれて、希望をしっかり聞いてくれたので助かりました。
・家庭と仕事を両立させるため、リモート中心の仕事を探していました。クラウドテックはリモート案件の取り扱いが多く、ライフステージに合った働き方が実現できてよかったです。
・クラウドワークスよりも質の高い案件が多い印象です。その分、フリーランス側のスキルも求められますが、しっかり力をつけていてしっかり稼ぎたい人には向いています。
・週3~4日の案件が豊富なので、かけもち案件を探しているときに便利です。無事に2つ目の案件を獲得できました。
・エージェントとの相性が悪く、効率的に見つかりませんでした。いくつかのエージェントに登録した方がいいかもしれません。
・案件が豊富にあるかどうかは、職種によって大きくわかれると思います。エンジニアのお仕事は豊富にありそうです。タイミングが悪ければ、何か月か案件が見つからないこともあります。
クラウドテックを利用して案件を獲得しよう
クラウドテックを活用することで、フリーランスの方は効率的に自分にあった案件を探すことができます。自分で営業をして案件を探し、契約についての交渉をするのは手間がかかりますが、エージェントに任せられるため非常に効率的です。無料で登録できるので、ぜひお気軽に始めてみてください。
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