「友人や恋人が落ち込んでいるのに、かける言葉が思い浮かばない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。優しい言葉をかけるだけでも、相手を元気付けられることがあります。そこで今回の記事では、落ち込んでいる人にかける言葉を解説します。避けるべき内容も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
【LINE・DM編】落ち込んでいる人にかける10の言葉

友人や恋人に元気がないときに、かける言葉が浮かばない場合は以下のフレーズを参考にするのがおすすめです。LINEやDMを通して、落ち込んでいる人を元気付けられます。下記では、落ち込んでいる人にかける言葉を15個紹介します。
〇〇(SNS)見たけど、何かあった?
友人や恋人がSNSで落ち込んでいる様子だったときは、LINEやDMで何かあったのか聞くことで、自分が様子に気づいていることを伝えられます。些細な変化にも気づくのは、普段から相手を気にかけている証拠です。落ち込んでいる相手は、その気遣いに対して嬉しさを感じるでしょう。心配している気持ちを伝えたいときに、ぴったりな言葉です。
何か手伝えることはある?
落ち込んでいなくても「大丈夫?」と聞かれると、「大丈夫!」と答えてしまう人は少なくありません。何かを相談したり頼んだりするのは、相手の負担も考えた上で言葉にする必要があるからです。
また、事情を伝えるためには勇気もいるでしょう。その結果、元気がないときは伝えるのを諦めて、大丈夫でなくても「大丈夫!」と答えてしまいがちです。「何か手伝えることはある?」と聞くことで、相手が相談しやすい・頼みやすい状況を作り出せます。
何かあったらいつでも話を聞かせてね!
落ち込んでいるときは、その状況を言葉で伝えることさえ面倒に感じてしまう場合があります。無理に話を聞き出そうとしても、相手の負担が大きくなるだけです。何かあったか聞いても答えてくれないときや、相手が普段以上に明るく振る舞うときは、相手が話したくなるまで待つことが大切です。
「いつでも話を聞かせてね」と伝えることで、相手にプレッシャーを与えずに済みます。また、待ってくれる人がいると分かれば、心の安定にもつながります。相手が落ち込んでいるときはその人のタイミングに合わせてあげるだけでも、十分なケアになるはずです。
何か美味しいものでも食べに行かない?
事情を深掘りせず気分転換を促すメッセージは、特に相手がしばらく落ち込んでいるときに効果的です。一旦悩みを忘れて、楽しい時間を過ごすことを提案します。2人で出かけると、相手が言いづらい悩みを打ち明けるきっかけになるケースもあります。仮に断られてしまっても明るくメッセージを送ることで、相手が立ち直る決意ができたときに声をかけやすくなるでしょう。
そこまで頑張れたのは凄いよ!
頑張りを認めてもらえると、「自分は努力したんだ!」と実感できるため落ち込んでいた気持ちが和らぎます。
「試験に合格できなかった」「大会で負けてしまった」などで落ち込んでいる人に対しては、努力を認める言葉をかけましょう。反対に、「もっとできたはず」「〇〇すればよかった」などのアドバイスは、相手がもっと落ち込んでしまう可能性があるので避けるべきです。
私の前なら泣いてもいいからね
人前で弱い部分を出せない人は、泣きたくても泣けない場合があります。しかし、立ち直るためには、涙を流すことも必要です。「自分の前では好きなだけ泣いていい」と伝えることで、弱音を吐き出してくれるきっかけになるかもしれません。積み重ねてきた信頼関係があるほど、効果的な言葉です。
我慢する必要ないからね
落ち込んでいるときに、自分の感情を曝け出せない人も中にはいます。自分がネガティブな感情をさらけ出すと、相手の負担になると考えているかもしれません。我慢強い人に対しては、「我慢しなくて大丈夫」「いつでも話聞くよ」という言葉をかけることで、全てを受け入れる準備ができていると伝えられます。
これから会える?
相手がひどく落ち込んでいるときや、不安定でそのままにしておけないときは、すぐに会いたいという気持ちを伝えてみましょう。落ち込んでいるときは、誰かと一緒にいたいと思う人もいます。ただし、断られたときは無理強いしないことが大切です。誰とも会わずに、一人で乗り越えたいと考えているかもしれません。どんなに心配でも、本人の気持ちを優先することを念頭に置いておきましょう。
それは落ち込んで当然だよ
自己肯定感が低い人は、落ち込んでいる自分を責めてしまうことがあります。自分が弱いゆえに、問題を乗り越えられないと考えてしまうケースが多いからです。そのような人に対しては、落ち込んで当然と伝えることで、ネガティブな思考を少し払拭できるかもしれません。客観的に見ても、今の状況は誰にとっても辛いと感じることを知らせましょう。
それは辛かったよね(大変だったよね)
自分の気持ちを受け止めてくれる人が近くにいることは、大きな安心感を与えます。相手が落ち込んでいるときなら、尚更その気持ちがケアにつながるでしょう。また、「辛かったよね」「辛いよね」と共感してもらえると、落ち込むのは悪くないことだと思えるはずです。
落ち込んでいる人と連絡する際に避けるべき内容

相手が落ち込んでいるときは、送らない方が良い内容もあります。悪気なく相手を傷つけてしまう可能性もあるので、避けるべき内容をしっかり把握しておきましょう。
もっと頑張れるよ!・頑張れ!
落ち込んでいる人は、これまで十分に努力してきたはずです。いい加減にやってきたことであれば、それほどダメージは受けません。そのため、「もっと頑張れるよ!」「頑張れ!」という言葉は、相手をさらに追い詰めてしまう可能性があります。
自分は励ましてるつもりでも、相手は努力不足を責められているような気持ちになりかねません。どんなに親しい相手でも、頑張りを一方的に判断するのは絶対にやめましょう。
諦めたらもったいないよ!
悩みに悩んで、諦めるという選択を取った人も中にはいます。そのため、心配や期待から出る言葉であっても、「諦めたらもったいない」というメッセージは不適切です。言われた相手は、逃げたことに対して責められている気持ちになってしまいます。まだ続けて欲しいという気持ちがあったとしても、一方的に自分の意見を伝えるのは避けましょう。
もっとこうすればいいんじゃない?
基本的に落ち込んでいる人に対して、アドバイスは必要ありません。相手はこれまでに、あらゆる手を尽くしているはずです。そのため、話すのではなく、聞くことを優先しましょう。励ましたつもりでも傷つけてしまう可能性があるので、アドバイスは求められたときだけに限定することが大切です。
そんなの大したことじゃないよ
問題に関わらず、その重大さを決めるのは本人です。自分にとっては些細な問題でも、他の人にとっては見過ごせない問題であるかもしれません。勇気を出して相談した内容が「大したことない」と言われると、傷つくのは当然のことです。相手を励ましたいときは、「あなたなら大丈夫」「きっとすぐに状況は変わるよ」など、ポジティブな言葉を選びましょう。
落ち込んでいる人に連絡するときは相手に寄り添おう

落ち込んでいる人に連絡する際は、相手の気持ちに寄り添うことが大切です。アドバイスをするよりも、まずは「話を聞くよ」「大丈夫だよ」といった優しい言葉で、安心感を与えましょう。無理に元気づけるよりも、相手のペースを尊重し、感情を受け止めることが必要です。ぜひ本記事を参考にして、少しでも相手の気持ちが前向きになるような言葉をかけてみてください。